あらすじ紹介
高校二年の夏休み。俺は、一夏の想い出ってやつを体験した。柑橘系の匂いが香る、ちょっと不思議な少女。彼女は、常識はずれな行動と共に、俺の許へとやってきた。時間さえも飛び越えて、俺の未来――これから死に行く人生を止めるために。
これは、世界の何処かで起こった。ありふれた者同士のストーリーだ。ありふれているかもしれないけど、俺と彼女にとっては、忘れられない大切な想い出でもある。
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みんなからのレビュー
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そのぼん
34表紙を見ればライトノベルらしい感じですが内容は結構重かったです。高校生の主人公が謎の少女と出会い、ストーリーが始まりました。パラレルワールドも関わり、なおかつ死も扱った作品でした。一筋の痛みを伴ったラストには心が締め付けられるようでした。 続きを読む…
ネタバレあり -
年中古本派・文花
14非常に面白かったです!とあるレビューに、『イリヤ〜』の劣化版って書いてあったけど『イリヤ〜』は途中で読むの辞めちゃったんだよね(文章のリズムが肌に合わなくてw)だから、検証は出来ないけど、ミステリーとしても、青春物としても、優れた作品だと思います。あ!あと、読了したらプロローグと表紙、各章のラストの独白を確認するのをオススメします。物語に対する理解が深まりますよ♪ んで、各章のラストの独白は、キャラ達の独白なのですが、六章の独白だけは、誰の独白か解らなかったです 近い内に再読して検証してみたいと思います。 続きを読む…
ネタバレあり -
中性色
13季節にあわせて読み始めたのに、読み終わった日の最高気温は25℃だったよと。というか、柑橘系の匂いってそういう。ライトノベル特有の軽い感じは残しつつも、結構ガッツリ気味のSF仕様。ただこの具合だったらいっそのことそっちに偏らせてもよかったかも。なんとなく話の流れで胎児の夢とか思い出したけど、たぶん関係はない。個人的にはハルと野々子が好み 続きを読む…
ネタバレあり -
みくきのこ™
10切ない。絵に反してなかなか残酷な結果、という印象。主人公を殺人鬼に殺される未来を変えようと過去からやってくるという、一見ありきたりなSFだが、多くの時間移動系とは違って、過去がコピーされていく。後味に微妙な気持ちを持たせてくる一冊。 続きを読む…
ネタバレあり -
王蠱
10時間移動の理屈などは正直ちゃんと理解できなかったが、それを抜きにしても読んだあとに何か確かに残るものがありエピローグの後の物語が本当に読みたい。次巻以降が出ることを切実に願う。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2011/01/10
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784048702317