あらすじ紹介
【暫くぶりだね、日本の紳士淑女諸君! 再び出会えて歓喜の極みだ。この再会を全ての夜に感謝しようではないか】 【だが、夜の一人歩きは危ないから気を付けたまえ。今回の話は、グローワース島で起こった猟奇的な殺人事件の話だ】 【心を読む吸血鬼、無口な人狼の少女、吸血鬼探偵、とある『血族』の男女、そして、事件を追うTVクルー。カメラに映し出される島の夜、その闇に潜むのは、我が息子ことレリックと、夜を受け入れた人間の少女、ヒルダ。そして、偉大なる小物ことヴォッド市長だ】 【吸血鬼と人間、そして半人半鬼は、猟奇的な夜に何を思うのか――この続きは、是非君の目で確かめてくれたまえ】
みんなからのレビュー
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kei@名古屋
17子爵のライバルのヴォッドと子爵の養子のレリック。二人が同じ力を持ち、右と左を見ているように違う方向を向いている。ライバルとして子爵が育てるヴォッドと後継者として育てるレリック。まるで二人の兄弟弟子のようであり明確なライバルである。対比も面白い。昼の顔としての市長としての野望を抱くヴォッド。夜の城主としての覚悟を抱くレリック。愛すべき小物と愛されているボンボン。面白かったけど期間が長すぎて記憶を探るのが苦労したなぁ。もう少し感覚を詰めて書いて頂きたいと思ったり。聖辺一族ってあの作品の彼女だよね? 続きを読む…
ネタバレあり -
END
12レリックの力とか、ヒルダとの関係とかある程度行き着く所まで行っちゃった感がある。今回は、やっぱり偉大なる小物の市長さんの大活躍が一番。本来は悪役属性のはずなのに、このカッコ良さはなんなんでしょう。ローレンツ爺とのやり取りで、不器用に生きる人間臭さが強調されていた。登場人物も巻を追う事に魅力がアップしている。ヒルダ、マジー、道化娘、居候の吸血鬼とか。モチュモチュと生肉をかじるワトソンちゃんも可愛かった。 続きを読む…
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芙蓉
8途中まで読んでいたのをえいやっと読了。4巻の時間軸で島では何が起きていたのか?探偵と助手、「血族」の吸血鬼などキャラの濃い人々の登場。読みだしてからは一気読みしてしまったので流石は成田良悟作品だなーと。しかしこれまだ続くよね?2021年だけど続刊が出るのを待ちます。 続きを読む…
ネタバレあり -
シン
7ヴォッドさんがとにかくカッコいい回でした。ワトソンがお肉を食べているときはなんだか文章を読んだだけで可愛さが伝わってきた。新しい巻を楽しみに待っています。 続きを読む…
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凛
6ヴォットがズルいくらいカッコよかった。爺さんとの絆がちょっといい話すぎて泣きそうになった…。今回はヒルダに進展がありましたが、全体的にどんでん返しも無くてフツーのシリアスな展開だった印象。今のところかなり残念なレリックもカッコよく成長するんでしょうか…うーん、がんばれ。居候達の会話が好きなのでいっぱい出てきて楽しかった。この作品、映像化したら面白いと思うんだけどな。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2010/10/10
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784048689281