あらすじ紹介
ついに侘瑠徒防衛戦が始まった。伏龍の謀略、晴凛の活躍で帝国軍の足並みが乱れるも、劣勢は覆せず追い込まれていく。敵の大軍に落城は時間の問題だった。 一方、孤立無援の侘瑠徒にヤキモキしている少女が一人。タッケイ族のシャールである。「未来の旦那様が一大事」とばかりに、一人でも出陣すると息巻く。援軍はまかりならぬ、というお触れと強情な妹との間に挟まれ、族長のスンタタは脂汗を流すしかなかった。 強運に恵まれてきた晴凛たちだが、さすがに今度ばかりは!?
みんなからのレビュー
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スズ
26帝国軍三万との籠城戦が遂に開戦した侘瑠徒。伏龍の嫌がらせ作戦による敵軍の士気低下や、晴凛による超絶した弓技で攻城兵器の破壊で何とか持ち堪える中、最愛の夫となる晴凛を支えようとミーネはとある新兵器の開発を思いついて…。籠城戦って飢餓や物資不足、兵士の士気低下等色々なハンデがあるものですが、晴凛と伏龍の采配が素晴らしく民草も全力で立ち向かっていく様が気持ちよい。兵を感情のある人間ではなく只の駒としてしか戦場を俯瞰出来ない沢樹と、民を全力で守り敵であっても手を差し伸べる晴凛の二人の指導者の格の違いが非常に面白い 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
20クマー回。最初は敵だった勢力が味方に付くという展開は王道だからこそアツいものがありますね。防衛戦後半となる今回沢樹延銘の予想通りなまでの負け方がすごい。数の不利を補うために敵の士気を下げる戦法が見事にはまっていましたね。帝国の腐敗をなくすためにどんどんと味方が増えてきているし晴凛を巡る恋の戦争も本格化。ただやっぱりクマーのインパクトには勝てない。 続きを読む…
ネタバレあり -
中性色
14なめるなクマー。というわけで、防衛編後半。情景などは当時の中華系をうまいこと調理しているけど、例えになるといきなり近代的な話が出てきたりするのでそこがちょっと気になるかな。今回の見どころは伏龍と沢樹の軍略面だと思うのだけど、ちょっと困るとわりと晴凛無双状態だし。当の晴凛は三角状態だけど、他の面子は割と固定気味なのが、今後にどうなるのかね。それと、最後に飛ばされた男がどう出るのか。ただ、大方はクマに持ってかれたのは否めないが 続きを読む…
ネタバレあり -
まるぼろ
8さて今巻は侘瑠徒での帝国緑軍vs侘瑠徒混成軍の防衛戦完結です。伏龍さんと侘瑠徒にいる面々の奇策の数々で幾つかの局面では優勢になるものの、数的優位と兵站を焼かれて食糧難に陥るものの沢樹の非情な命令によって正に死に物狂いになる帝国兵に危機的状況に陥るも、そこに颯爽と現れたのは…洞窟熊の精霊クマー!という内容w 今巻ですっかりスンタタさんが好きになってしまいましたw 沢樹は何と言うか、完全に自業自得としか言い様が無いですね…w 大分睛凛に対して素直になってきたミーネとシャールの今後はどうなるかも期待です。 続きを読む…
ネタバレあり -
K-Wing
7クマー! それでいいのか?スンタタ……。 侘瑠徒防衛戦も無事終結、なかなか危ういところもあったけどな。 場外決戦のほうが興味深くなってきたよ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2010/07/10
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784048686464