あらすじ紹介
七夕も近づいた夏のある日。満月堂に“珍客”が訪れる。聖獣界の主、聖獣王は、この世界の『観測者』ツクモのアシスタントとして働くクルンを“審査”しに来たのだという。ところが審査日当日、楽勝かと思われたテストは、予期せぬトラブルで……。傷心から満月堂を飛び出してしまったクルンを追って、ツクモと新太は聖獣界に向かう──!? 七夕パーティーでのカラオケデュエットなど、ツクモとの“距離”が近づく(?)一方で、俺は、クルンとの関係もまた変化していたことに気付いていなかった。ちくしょう、行くなクルンっ!!
みんなからのレビュー
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中性色
13犬男。今回もゆるい流れな残念コメディ。意外と神妙な話になってきたかと思ったら、いきなりパロネタぶっこんできたりとか。それが冗長かというとそういうこともなくすっきり纏まってるのがポイント。そして今回の新キャラもまた残念だった。あとこの作品的にあえて七夕というのもあってるんだろうな。 続きを読む…
ネタバレあり -
KUWAGATA
10大変丁寧に紡がれた作品という印象。キャラはみんなほどほどに残念で、ほどほどに変態で、打倒すべき相手すら、この残念変態ぶりは、読んでいて安心できる心地よさがある。クルンが聖獣ランドに帰ってしまう動機付けは少しばかり弱い気もしましたが、その後の主人公やツクモの行動には胸がすく思いでした。特に寡黙ながらも熱いハートをもったツクモがいいですね。彼女もまた残念無双なのですが、その迷いのない気高さは素晴らしいと思います。けどまあ、最後に行き着くのはクルン可愛いなんですけどね。今回は図書委員の活躍が少なかったのが残念。 続きを読む…
ネタバレあり -
星野流人
8今回のテーマは七夕、そして教訓は「星に願ってはいけません」というもの。主題が自信喪失してしまったクルンを巡るエピソードだっただけに、『観測者』としてのエピソードは少なめで、やや前巻までとは趣が変わったか。しかし登場人物たちの残念さや、彼らの生み出す笑いの数々は健在。なおかつシリアスのストーリーもしっかりしており、教訓等を通してメッセージがきちんと伝わって来るのも良い。今回はフジエル様の活躍が少なかったのが残念。 続きを読む…
ネタバレあり -
ぶなぶな
6観測者の手伝いを辞めると出て行ったクルンを連れ戻すため、ツクモと新太が聖獣界に向かう第3巻。誰かとの距離が縮まると、別の関係にも変化が起きてしまうことがある。もうツクモのそばにいられないと心を閉ざしたクルンの手を引き寄せたのは。大切なことは言葉にしないと伝わらないなとつくづく思わせる。七夕の日、一筋の流星が織姫のもとへ翔ける様は胸が熱くなった。欠陥だらけの少女・満月ツクモには新太とクルンがいて、初めて満月となる。町の一角で細々と営まれるとあるお店。その名は貸本屋・満月堂、又の名を『レンタル・フルムーン』。 続きを読む…
ネタバレあり -
ブー
5三巻目!今巻は、クルンを中心とした物語!あの健気なクルンが、故郷に帰還。ちょっとした、相手を思いやる心の擦れ違いが、時として相手を傷つけることに・・・やはり言葉は大切!と感じさせるお話でした。特に、クルンの書置きには「うるッ」ときた。4巻が出ることを期待!・・・聖獣ランドのキャラも、やはりイタ・キャラばかりでした。・・・ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2010/06/10
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784048686013