あらすじ紹介
大好評、狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」第2巻。
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みんなからのレビュー
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ぺぱごじら
33『誰かの夢のなかで遊ぶ』こういう話はとりあえず乗っかっておくのが一番なのです。例え顛末が読めたとしても、です(笑)。作者・本田さんもそんなことは承知の上、だから読み手のこちらをここまで惑わせる筆力には圧倒されます。作品世界の作中世界を、作品世界に再構築していき、まんまと今回も楽しまされてしまいました(笑)。他愛ないなあ、ぼく。…で、終わるはずの感想が、最後の一行で崩壊。困惑と疑念、ドキドキとワクワクはまだ終わらない(笑)。 続きを読む…
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竹花 樒 - Shikimi Takehana
20抜群の安定感。1巻のラスト1ページが意味深に物語っていた幕引きから綺麗に繋がってふわふわとした空想病の中の物語を突き進む景たちに手に汗握った。彼らが空想病の影響下にあるのは判断できるのだが、周囲に影響を及ぼす劇場型である結衣とは理由あって距離を置くため、劇場型によって作られた「誰かの物語」なのか、或いは自己完結型を新たに発症した「景の物語」かが判然としない点が絶妙。さらに「罹患者」の立ち位置が提示され、分かってはいても最後まで攪乱され続けて楽しかった。テンプレートも完成したようで安心して続きに期待したい。 続きを読む…
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くろり - しろくろりちよ
16本編二冊目。端キャラでも一人一人が魅力的。ブーケ・ザ・ボマーこと今井心音ちゃん、現実キャラと空想病に感染した時のキャラに違いにギャップ萌え。青井の彼女なんかもさり気に登場したり…。そしてやっぱり、結衣さんの空想病は前巻では完結してなかったんだ!と。物語の中で、空想病という物語の設定をいじるってすごい。結衣さんの考えたピエロ・ザ・リッパーの設定が可愛すぎる。「本当の空想病罹患者が―誰かということに」で締められるラスト。まだまだ物語は続きそう。 続きを読む…
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星野流人
16なんだろうこの中二病を完全に手玉に取っている感じ? クセになる。普通のセカイ系・中二病作品とは一線を画す物語で、なかなかおもしろい。『空想病』の患者は、果たして誰であるのか。一人称視点で描くことによる情報の少なさを逆手にとった、このあやふやさ加減が絶妙。……というか、深読みすればするほどに訳が分からなくなり、虚構と現実の間をさ迷うことになる。それだけに、もし作者が気づかずに矛盾を描いていたら、全てが瓦解しかねない、緻密なストーリー。 それにしても新キャラの今井さんのかわいらしいこと! 続きを読む…
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ゼロ
14何を信じたらいいのか?何が正しいのか?景の視点からしかセカイを読み取ることができない読者は、知らずうちに空想病のセカイに取り込まれてしまった。曖昧な点が多く、些細な疑問が多々残るが、今回も前回と同じく面白かった。三度目の正直という言葉もあるし、次はどう展開していくのか非常に楽しみな作品。それと青井のメイド服が可愛すぎて、死んだ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2010/05/11
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定価638円(本体580円+税)
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ISBN9784047264885