あらすじ紹介
なり代わっていたメフィウス皇太子ギルの死を偽装して表舞台から姿を消し、タウーリアの傭兵となったオルバ。 折しもタウラン全域は魔道士ガルダの脅威に揺れていた。
その次なる標的と目されるのは都市国家ヘリオ。だが、そこは謀反や妖艶な王妃マリレーヌの変節など、多くの内憂をも抱えていた。
オルバは援軍としてそのヘリオへと赴く。復讐を果たした後、確たる目的も定められずに一介の傭兵として戦うことになるが、運命はオルバを新たな挑戦へと駆り立てる!
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みんなからのレビュー
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まりも
20第二部開幕。復讐を遂げたことで今までのような執念がなくなってしまったオルバ。舞台もタウランへと移ったことでガルダと魔術が本格的に物語に絡んできましたね。オルバが限られた力しかない戦場の中で策を出していく姿は見事だったけどそれ以上にマリレーヌという存在が心に残りました。自分が生き残るために自国をも売り払う悪女と思わせておいての終盤のあの展開にはやられた。王族としての責任を果たすために自分を犠牲にする彼女の信念はすさまじい。あとがき読んで気づいたけど確かにビリーナ登場してなかった笑 続きを読む…
ネタバレあり -
佳蘋(よし)
12王妃さまがすごく格好よくて涙が出そうです。彼女が語ったヘリオに対する想いが本当に切ない。 続きを読む…
ネタバレあり -
ラル
7新章開幕。この巻もすごく面白かった。舞台はメフィウスからタウランへ。あとがきにも書いてあったようにヒロインさんどこ行ったーwそんな中でもこの作品の面白さは相変わらず。ネタバレ注意。個人的に傾国の美女だと思っていたマリレーヌがその実、誰よりもヘリオを愛していたというラストはとても好きだった。心にくるものが。そしてその事実とともにマリレーヌの命も歴史の闇に葬ることやむなしかと思っていたが、ここでもオルバの活躍。あの口上は痺れるね、惚れる。もう側室としてマリレーヌさん迎えy(略 次巻も楽しみです 続きを読む…
ネタバレあり -
まみる/小説
7★★★★★ もしかしてそうなのかな…と思っていたことが当たったことがこんなに哀しかったこともない。マリレーヌの生き方は美しくて強くて哀しい。それに対して泥にまみれても生きろと背中を押したオルバは素晴らしいと言えなくもないけど、民の思考を持つ彼としてはこの結論しか出せなかっただろうけど、残酷なことをするなとも思った。最後にオルバが語ったほどマリレーヌの人生は静謐ではいられないだろうから。勇気を示そうと彼女の足を蹴った子供がいたように、それを大人が武力を持ってしないとは言えないからね。マリレーヌに幸あれ。 続きを読む…
ネタバレあり -
もだんたいむす
7何をしていてもビリーナを思い出す。エスメナに激しい言葉を浴びせたオルバは、カッコよかった。内心は、違う女のことを考えてはるけどね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2010/03/10
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784048683982