あらすじ紹介
晴凛たちを反逆者とする帝国は精鋭三万の兵を増援する。しかも、全軍を指揮するのは、最年少の科挙合格者で名高い沢樹延銘だった。この沢樹、実は伏龍とは錬涯塾の同門で、どうも因縁の仲らしい。油断ならぬ敵と大軍、八方塞がりの晴凛たちであった。
伏龍は敵の撹乱を狙うが、全てを読み切った沢樹によって手痛い反撃を食らってしまう。数も半減し、籠城戦が苦手なシムールの兵は、侘瑠徒から退去することに。それはミーネだけでも助けたいという晴凛の願いでもあった。これがミーネと晴凛の今生の別れとなってしまうのか──!?
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みんなからのレビュー
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スズ
38帝国から反逆者の濡れ衣を被せられた晴凛達が着々と籠城戦の準備を進める中、遂に侘瑠徒制圧の前線基地・延声に帝都から正規軍三万が到着する。侘瑠徒の民の虐殺を狙う帝国軍への対抗策を練る侘瑠徒の軍師・伏龍だが、帝国軍の軍師は伏龍と同門の沢樹で…。皆と友のように分け隔てなく接し、同じ釜の飯を笑顔で食べながら民を大切にする晴凛とミーネが侘瑠徒を温かく照らしていて、戦場では鬼神の如き強さで馬上の敵を射抜いていく晴凛がとても頼もしい。泥臭くても大切な人達を守り抜くために己の役目を必死に果たそうとする者達の姿に胸が高まる。 続きを読む…
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まりも
16やられ役軍師沢樹延銘VS性悪軍師伏龍初戦。沢樹延銘は小物ライバルのいいお手本みたいな存在だな。人を人として見ない彼がいることで晴凛や伏龍といった面々の人を思い行動する心の重要性がよくわかるのでちゃんと彼は作品の中で役割を果たしているんだよね。それにしてもこういう姑息な手を使う時の伏龍は輝いてるな笑 続きを読む…
ネタバレあり -
中性色
10すごいイキイキとしてらっしゃる。読んでるうちは面白いけども、内面を書く分進みは遅いんだよな。ただ、にしてはキャラが結構いるのでフォーカスされてないキャラとかよくわからなくなってしまうような。早考と熟考で得意分野がわかれる両者だが、それが今後につながってくる展開になるのか。そういや今回チョロインさん出てこなかったな 続きを読む…
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まるぼろ
10さて今巻は延声に新たに着任した軍師の沢樹延銘は伏龍の後輩だった。しかしここで延声にてまたもや補給面における重大な不祥事が水面下で発生していて…というお話。今巻は伏龍たい沢樹延銘の軍師対決が大体のメインです。まぁ沢樹は如何にもな伏龍さんの噛ませキャラですが…w しかし今巻のミーネは随分可愛く感じられました…w 1巻から比べると順調に可愛らしくなってるなぁ…w そしてミリンさんと光凛も何やら…w 侘瑠徒の守備隊vs帝国軍緑軍も次巻からが山場っぽいので、ラストのミーネの行動の行く末も含めて期待です。 続きを読む…
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Humbaba
7能力はあっても人の心を解することができない.そのようなものが軍師の立場にたつと,軍は乱れてしまう.それを避けるためには,今まで上に立っていたものが上手くフォローして支えることが大切である.そうすれば,能力がある軍師であればそれを最大限活用してくれる. 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2010/03/10
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784048684019