
あらすじ紹介
とあるピアノソナタに秘められた真実がナオと真冬を結びつける「Sonate pourdeux」。フェケテリコに新しく加わったサポートメンバーと千晶の交流を描く「翼に名前がないなら」。治療のため渡米した真冬とナオの間を行き来するユーリ――本編4巻の空白の時間を埋める「ステレオフォニックの恋」。神楽坂のトレードマーク、黒のレスポールにまつわる過去のバンドの逸話、「最後のインタビュー」。さらに哲郎を描いた掌編「だれも寝てはならぬ」の5編を収録。恋と革命と音楽が織りなす物語、珠玉のアンコール・ピース集。
みんなからのレビュー
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まりも
64ナオ、真冬だけじゃなく二人に関わってきた人達のその後も語られる短編集。本編から時が経ち、未来へ向かって成長している彼らの姿が見れるのは嬉しいですね。大人になっても変わらないナオの鈍感さやとんでもない破壊力になった真冬のいじらしさには何だか癒されました。神楽坂先輩や千晶もフェケテリコとして前へ進む姿を見れたのも良かった。大人になって立場が変わっても根っこの所では変わっていない彼らがこれからどんな未来を歩むのか。読後感も良く、正にアンコールといった内容でした。 続きを読む…
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よっち
61元フェケテリコのメンバーを中心に、物語のその後を描いた連作短編集。周囲は皆そろそろ結婚と思っているのに、一人だけピンと来ていないナオが真冬にようやくプロポーズして、正直ほっと一安心(苦笑)二人に関わってきた周囲の人達もそれぞれ積み上げてきた思いがあって、いろいろ乗り越えてきたんだなあと。そしてメンバーが揃って演奏することはなくなっても、これからも関わっていく。そんな未来を想像できる関係は素敵でした。ぐいぐい読ませるパワーだけでなく、きちんと最後もキレイにまとめてくれて、読んでよかったなと思える傑作でした。 続きを読む…
ネタバレあり
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そのぼん
54前作までが本編、今回は番外編的な短編集となっていました。彼らの成長した姿か見れたのは嬉しかったです。一番最初のストーリーである『sonate pour deux 』の最後を読んだとき、「例の二人も遂に・・・」と妙に感慨深く読んでしまいました。 続きを読む…
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オセロ
46【KU】本編のその後を描く後日談。 あれから6年が経ち、ナオは音楽評論家に、真冬は世界的なピアニストになったりと、それぞれの道を歩み出していて。そんな中で最も印象的だったのは響子先輩が所属していた3つ目のバンドの話。本編ではサラッと流されましたが、あんな秘密があったとは。このような形で本編の補いやフェケテリコのメンバーや関係者のその後を知れるのは本当に嬉しいこと。最後に、ナオと真冬は末長くお幸せに。 続きを読む…
ネタバレあり
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メロリン@5月は再読強化キャンペーン!
44本編完結後を描いたアンコール・ピース集。直巳&真冬、千晶、ユーリ、響子、哲郎の短編5本でしたが、どの話も非常に良かったと思います。直巳と真冬の話では指輪のシーンが特に良かったですね。千晶の話では橘花の話が多くなってますけど、高校時代のナオと千晶を見ているような気分になりました。ユーリの話ではナオと真冬の二人共に好きなはずなのに本当の気持ちと葛藤しているところには共感を覚えました。響子の話では神メモ1巻を読んでいる気分になりましたwww哲郎の話では真冬の『何回だって。直巳がいい』がとても好きです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2009/10/10
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784048680783