あらすじ紹介
八年前、霧沢景介の姉は失踪した。 二年前、灰原吉乃の親友もまた、同じように忽然と姿を消した。 似通った傷を持つ吉乃に親近感を持っていた景介は、未だ塞ぎ込んだままの彼女に対して昔の自分を見、どうにかしてやりたいと思う。 しかしそんなふたりの前に、街に潜んでいた異物が姿を現す。 人間ではない 『一族』── その頭首の娘、枯葉。 彼女が連れてきたのは、運命か、それとも悲劇か? 藤原祐×椋本夏夜が贈る伝奇ファンタジー、ここに開幕!
みんなからのレビュー
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まりも
38再読。主人公の高校生・霧沢景介が人外ヒロインたちの愛憎劇に巻き込まれていく話。表紙のヒロインが最初に殺されるという安定の容赦の無さは流石です。普通の作者には出来ない事を平然としちゃう藤原祐の鬼っぷりは何度読んでも惚れ惚れしちゃいますね。グロ描写自体は控えめですが、ちょっと前までは普通だった同級生の少女が醜い感情を曝け出したり、血族同士の争いであったりとドロドロ具合がハンパないので最後まで楽しむ事が出来ました。イラストも最高やし次巻も読みます。 続きを読む…
ネタバレあり -
羊山羊
12人の体を乗っ取る代わりにその人の想いも継ぐという発想が凄くいい。更に人怖ホラーと怪怖ホラーとラブコメが合体。青春時代の女子たちのドロッドロが見事な閉鎖的伝奇ホラーを醸成する1冊。ヒロインの求婚シーンとかそのあとの真相のシーンとかは本著中一番の名シーンですね。更に感情が沸騰した後の激情MAXのバトルシーンは今読むと昔すぎて結構恥ずかしいものの、ゲキアツすぎてたまらない。女子の感情を見事に描いているという評判で手に取りましたが、この作者いいですねえ。続きも読みます。大満足。 続きを読む…
ネタバレあり -
コリ
11華やかな表紙に騙されるな!藤原だぞ!と、思いながら読了(笑)この作者の味が良く出ていて、伏線も多々張られていて今後の展開が気になる。読み終わってから表紙見ると凄く切なくなった。 続きを読む…
ネタバレあり -
碧海いお
1000年代に家にあったライトノベル。今は処分済みを電子書籍で見かけて購入。昔、家族が読んでいた作品。伝奇ということは知っていたのですが、1巻にして、表紙の人物が死ぬとは思っていなかったです。 登場人物が女ばかりの中、男が一人なのにハーレムじゃないというのが時代を感じます。ラブコメ的な視点だと枯葉がヒロインだと思いますが、怪奇現象が主なんだろうなと感じました。 続きを読む…
ネタバレあり -
U
10積読を一気読み。枯葉の吉乃に対する敬慕がなんか好き。藤原さんにしてはマイルドな印象。椋本さんええ仕事しよる……と読了後じわじわくる表紙です。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2008/08/10
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定価627円(本体570円+税)
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ISBN9784048671842