あらすじ紹介
冬の事件の後遺症で、記憶を失った彩夏が戻ってきた。 ぎこちない関係のまま、ナルミは彼女と園芸部の活動を再開するが、ある日生徒会長に呼びだされ、こう告げられる。 「園芸部は廃部にするから」。 廃部の理由である設立時の怪しげな経緯を調べるうち、四年前の不可解な生徒死亡事件が浮かび上がる。 その容疑者はテツ先輩だった。 口を噤み協力を拒むテツ先輩とニート探偵団を敵に回し、アリスとナルミは捜査を始める。 はたして事件の真相は、そして園芸部の存続は――?
みんなからのレビュー
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とら
80「It's the only NEET thing to do.~これがたったひとつの冴えたやりかた~」清々しい締め方。そうだよ、何もかもが元通りにならなくても、ひどい目に遭っても、運が実力のうちだとしても、それでも、生きてる。なんとか自分の足で歩いてきてる。これが自分の神様のメモ帳。だれにも文句は言わせない。でも自分は弱いから、時々崩れかける。けれど、仲間が支えてくれるから、強くなれる。そんなに脆いもんじゃないんだ、と気付いた。アリスとナルミの神様のメモ帳には、お互いの名前が書かれている。ただそれだけ。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
67彩夏がようやく帰ってきたけれど、記憶は失われたまま。お互い距離を測りかねていた彩夏と鳴海が、新たな関係を再構築するお話でした。そんな状況下で過去の事件をきっかけに成立した園芸部が、生徒会の規約変更で廃部の危機に陥り、その事件に関わっていたテツ先輩が証言を拒否する難しい状況。いろいろな困難に直面した鳴海は、周囲に呆れられ、心配されながらも愚直にぶつかっていくしかなくて、どうにか落ち着くべきところに落ち着いたんでしょうかね。不器用だけれど確かな信頼が感じられた、鳴海とアリス含めた周囲との関係も良かったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
61彩夏が帰ってきたものの彼女は記憶を失っておりそんな彼女との距離感を掴めないまま日々を過ごすナルミ。今回は新しい関係を作り直す為に園芸部という場所を守る回。テツ先輩も関わっていた事件の真相を探る中で先輩とボクシングで決着をつけるという賢くない手段はナルミらしいですね。すべてが終わればまた元通りの関係になれるニートの仲間を持ったナルミが羨ましいです。元通りではないけどこれからの良いスタートを切れる場所に落ち着いて良かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
くろり - しろくろりちよ
45三冊目。テツの過去と、奇跡的に意識が戻ったものの僕との思い出を全て無くしてしまった彩夏。テツとの直接対決と、勝つためにはどんな情報であろうとそれが必要な限り利用する。相変わらずの主人公の無鉄砲ぶりにはいい意味で呆れました。でもちょっと中だるみ…という気も。アリスのツンデレ発揮でキャラ読み傾向になって来てるのと、ミステリとしては前巻よりは落ちるかも。 続きを読む…
ネタバレあり -
Yobata
40奇跡は起き、彩夏が目覚める。しかし皮肉なことに記憶を失くした形で…。さん付や敬語で話しかけられる事に違和感と距離を感じてしまうナルミ。そんな中、彩夏がくれた学校での唯一の居場所,彩夏と繋がっている場所である園芸部が廃部になるという。それを止めるため原型である園芸委員会の創設を調査すると、現生徒会長の兄・羽矢野友彦の死が関係していることが分かり、なんと犯人はテツだという。そのことについて問いただしても何も語ろうとしないテツにナルミは殴ってでも聞きだそうとする。このシリーズの内容は、重くてリアリティあるのが→ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2008/06/10
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784048670975