あらすじ紹介
魔導師によって武装した列車はテロリストの手に渡った核爆弾を乗せ、東京の地下路線にその姿を現した。首都壊滅の事態を阻止するため、《公館》は稼働する専任係官を招集し、総力を挙げて核爆弾奪取に動き始める!
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みんなからのレビュー
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芳樹
30今回もメイゼルの言葉責めが冴え渡っていてゾクゾクしますな。テロリスト編の続きの今回、学生運動をどこまで引っ張るというのか、思想を拗らせたコドモがそのまま力を持ったオトナになると何と厄介なことか…。仁の戦闘シーンは緊張感と迫力があって好きだけど、いつもグジグジしてるところが気に入らない。ここぞというところで甘さが出るからこんな事態になってしまう。さて彼が下した決断は波乱を呼びそうですね。メイゼルときずなはどうなってしまうのか…。 続きを読む…
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まりも
21テロリスト事件中編といった感じ。核爆弾を乗せた列車を止めるために動く公館と警察。しかし事態はそんな彼らをあざ笑うかのようにどんどん悪化していく。茨姫の聖痕体系が明らかになったりと次巻の戦闘へ向けて着々と準備が整いましたね。神への信仰を捨てることなく新たな道を見つけたエレオノール、大切な少女を守るために公館を抜けた仁。この二人が次巻でどうなるのか。公館のメンバーも含めこの事件の結末が気になるな。 続きを読む…
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あなほりふくろう
20国城田、ワイズマンと核爆弾を巡る続き。今回、登場人物の誰もが幾度となく「恐怖」という言葉を口にした。社会や世界に押さえつけられ、飲み込まれる恐怖を皆が抱いて生きている。国城田「神とは、恐怖」ただ恐怖に縛られるより、破壊と再生に希望を抱く姿勢を間違いと断じ切れず、困惑とともに戦慄。そしてその一方、地下の底でパンケーキを焼いて狩猟魔導師中隊の連中に振舞うきずなの好意に、彼らの間の「恐怖」という境界線が薄まっていく。もしかしたら一見「甘い」行為の中に問題打破の糸口があるのかも、いやあってほしいと思った。 続きを読む…
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fukumasagami
18姿をあらわしたときが、彼の最後だ。 仁の、専門家である部分が告げていた。ワイズマンの狙撃手は、彼を釣る餌として、メイゼルに一発で致命傷を与えなかったのだ。瀕死の少女の悲鳴に耐えきれなくなって、無防備な線路上に出た彼を射殺する。これは狩りだ。昨日、彼が撃てなかったあの娘が、ライフルの引き金に指をかけ、仁が頭を出す瞬間をじっと待っている。だがそれはつまり、メイゼルがすぐそばで苦しみ助けを待っているということだ。冷静になれと、仁は石に額を打ち付けた。 続きを読む…
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シュエパイ
15重傷を負った友と共に誘拐された近道で、能動的に索引型魔法を使い始めたきずなの姿に、将来の悲しみを思うのです。この子が、魔法なんて使えなければ、もっと違う形で幸せを捕まえられたんだろうなぁ・・・。茨姫の己が身を引き裂くことで発動する聖痕体系は、判っていたけどやっぱりグロくておぞましくて、だからこそ魔法使いっぽいなぁ。己の道のために抜けた仁と、地の果てに落ちてなお神の道を説くエレオノール。きっと二人は、反対側に違っていて、でも似てるんだろうなぁ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2007/05/01
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定価607円(本体552円+税)
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ISBN9784044267070