みんなのデータ
-
0評価する
-
0読みたい
みんなからのレビュー
-
真理そら
49慶滋保胤を主人公にした陰陽師シリーズの最終巻。すべての巻を楽しく満足して読み終えた。太鼓腹で狸親爺の安倍晴明に馴染むのに少し時間がかかった。賀茂光栄の中二病的無頼ぶりが可愛い。保胤は人間離れした技をもっている。彼は陰陽の道ではなく文章の道に進んで趣味のいいこじんまりとした邸宅を構えた人だけれど、このシリーズでは京のはずれの質素な住宅に柚子の精と暮らしている。伯家時継というもの凄い美女に一途に慕われているが一歩行動に出ることが出来ないままにシリーズが終わってしまった。伯家の家系にはまだ謎があるのに… 続きを読む…
ネタバレあり -
どぶねずみ
30生きることへの執着が深すぎると、妖になって心を失ってまでも生きようとするものなのか? そう思うと、死ぬこともけじめの一つなのかもしれない。終わりがあるから、精一杯生きられる。生きて心を通わせる時間が決まっていることが、幸せだと思えてきた。この陰陽師の時代にどれくらいの妖が存在していたのだろうか。今のところ本書が最終巻だが、あとがきで続編を書きそうな雰囲気を漂わせていた。終わって欲しくない。 続きを読む…
ネタバレあり -
のほほん@灯れ松明の火
18あぁ、ついに既刊されているのは、この巻でおしまいと思うと、とても淋しいです。 この巻もすごく 面白かったです!結局、誰も傷ついた人がいなかったというのでは。。。吉昌のように、素敵な置き土産をプレゼントされた子までいて。 最後の時継と天一がお酒を酌み交わすところが、大好きです。 本当に優しい・優しいお話でした。 是非とも 続きが読みたいです!! 続きを読む…
ネタバレあり -
Richard Thornburg
12感想:★★★★ シリーズ第5弾! 今回は晴明サンの嫁サンという設定の梨花サンと時継がメインに据えられています。 晴明サンの出る幕はなく、保胤の登場も少なめでした。 しかし本作ではなんと晴明サンの師匠である忠行登場!!! 御大はかなりお年を召されているのですが、術のキレは健在のようでカッコよかったな。 妖になって人の心を忘れても生き続けようとする外法師に問うた時継の言葉は、当たり前すぎるけど深い! でも、そんなことさえ気づかずスマホを弄り続けている人ばっかりの現実社会を見ると幻滅しますね(笑) 続きを読む…
ネタバレあり -
miroku
12良い。しみじみと…良い。心に沁み入る物語。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2007/03/25
-
定価627円(本体570円+税)
-
ISBN9784840237642