月の盾
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月の盾

「護くん」の岩田洋季が贈る、天才少女「桜花」を巡る物語。
岩田洋季 (著)

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あらすじ紹介

妹の小夜子が事故でこの世を去った八月十五日は、アブラゼミがうるさく、怖いくらいに日没が赤い、まるで世界が焼かれていくような夕方だった。そして、五年後の小夜子の命日。同じように夕陽で赤い空を、雲がせわしなく流れていく。周囲がアブラゼミの鳴き声に包まれる。なにか、予感めいたものがあった。驚くほど暗く、常にざわざわと不穏な音を奏でる森の中、上りかけた月の光が優しく降り注ぐその下に、小柄で美しい少女は座っていた。「―あなたは…だれなの?」少女の声質は小夜子と似ていた―。日没になると必ず眠る少女国崎桜花は、決して小夜子の代わりではなくて―。

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みんなからのレビュー

  • sira

    あらすじと『序』を見て重そうな設定かもとすごく覚悟と期待をして読んでいったのだけど、何だか不完全燃焼な感じ。序盤は良かったのだけどね。主人公が傍観に近い位置にいて、それぞれの感情に余り深く触れなかったからかな。シリアスだし、所々鬱に近いし、怖い場面もあるのに、さらりと読み終わりました。読みきりとして楽しむなら綺麗にまとまっているのだと思う。単純に好きか嫌いかと問われれば、好き。他の作品も読んでみたいかも。 続きを読む…

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  • たけ

    「わたしが想像しているとおりに、私の頭の中にある世界そのままに…描いてみる。あきらの目には、ひどい絵になると思う……けど、やってみる。伝えたい…から。わたしが頭の中でみてる月は、本当に美しいの。本当に、本当にーー」このシーンがすごい好きだ。 続きを読む…

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  • はなぶさ

    序盤の主人公周りだけのときの話は良かったんだけど、範囲が広がっていくとだんだん微妙に。嫌な役を一手に引き受けている感のある美咲がどうにも受け入れがたい。むしろドン引き 続きを読む…

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  • 安住ヶ原

    ただのライトノベルと侮るなかれ 落として高度10000mまであげた上で時速数百キロで叩きつけるガチ鬱 最近のラノベじゃあまり見ない気がするシリアスな奴 文も人を殺すだろコレ取り敢えず読もう 続きを読む…

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  • ソラ

    【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 妹の小夜子が事故でこの世を去った八月十五日は、アブラゼミがうるさく、怖いくらいに日没が赤い、まるで世界が焼かれていくような夕方だった。そして、五年後の小夜子の命日。同じように夕陽で赤い空を、雲がせわしなく流れていく。周囲がアブラゼミの鳴き声に包まれる。なにか、予感めいたものがあった。驚くほど暗く、常にざわざわと不穏な音を奏でる森の中、上りかけた月の光が優しく降り注ぐその下に、小柄で美しい少女は座っていた 続きを読む…

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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2006/05/25
  • 定価
    715円(本体650円+税)
  • ISBN
    9784840234320

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