あらすじ紹介
――来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のよう――。
白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。――来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。――見付けておくれ。――この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
みんなからのレビュー
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まりも
18今回も今までとは違ったテイストの話。今まではどの話も切ないけどあたたかくて綺麗な話でしたが6巻は暗く後味悪めの話ばかりで読んでいてコレジャナイ感がしました。正直この作品にそういった暗さを求めてないしそう来るとは思ってなかったので読むのがしんどかった。また話一つ一つが薄っぺらく、携帯小説みたいな安い話にしか感じられなかった。シリアス要素のある話とこの文体は合ってないです。 続きを読む…
ネタバレあり -
彩灯尋
10読み終わっても救われないような、暗いお話がやけに多め。なんだかしんみりしちゃった。モモともいつか離れるときが来るのかな。切ない。悲しい。 続きを読む…
ネタバレあり -
ソラ
8*―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のよう―。白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。―見付けておくれ。―この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。 続きを読む…
ネタバレあり -
スー
7マンションの6階。レコードが奏でるスクラッチ音に耳を傾けながら絶対に振り向いてくれない彼を待ち続ける夕暮れの少女。今も、これからも隣にいるのが当たり前だと思っていた幼馴染。彼女の心が離れた時、さびれた観覧車から眺めるさびれた街並みを見つめる瞳には。「私を殺して」監禁先で助けてくれた少女は繰り返す。明日への逃亡の末に二人が見た赤と白。そして。灰色の世界でモモを待っていた真実とは…今までで一番報われない話が多かった。そして詩のような要素がさらに増した印象。このお話、どこに向かっていくんだろう… 続きを読む…
ネタバレあり -
ソラ
7*―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のよう―。白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。―来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。―見付けておくれ。―この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2005/05/25
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定価561円(本体510円+税)
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ISBN9784840230421