Missing 11
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甲田学人 (〔著〕)

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みんなからのレビュー

  • スズ

    小崎摩津方に木村圭子の肉体を生贄として差し出し、稜子を取り戻した武巳は、文芸部の仲間達と決別して稜子を守り抜く事を決める。また、文芸部の面々は魔女・十叶詠子と彼女が率いる使徒に対抗するために動きだすが、聴いた者を異界に引きずり込む死のチャイムが校舎に響き渡り…。稜子を守りたい強い気持ちや自身の中に潜む怪異への恐怖で精神的に追い詰められていく武巳の姿と、最愛の恋人を怪異に殺された沖本がひた隠しにしていた凄まじい喪失感と狂気が印象的で、羽間市の神隠しと座敷童の言い伝えの真相も明らかになり、魔女の思惑に戦慄した 続きを読む…

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  • まりお

    魔女の目的が判明した。稜子の姉との思い出に決着が着いた。俊也の空回りに決意が灯った。最終章に向けて、己の中にある恐怖と不安に片がつくものがいれば、更に深みに入るものもいる。この中で変わらない魔王様は、ある意味狂っている。しかし、変わらない事は安心感もある。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    本書で登場人物の中で最も日常に位置付けられていた沖本君の狂気が暴発する。たった一つの(悍しい)希望に縋り、自分はどうなっても構わないと決めた者は望みの完遂の為に本当にその素振りを見せないものだ。しかし、彼の望みは成就寸前で『猿の手』、『ペット・セメタリー』的な遣る瀬無いラストを迎えてしまう。武巳君的にはどうしようもなかった事だろう。しかし、彼の強硬な願いやあんな風になった◯を思うと決して彼の為にはなっていないようで悲惨。それにしても気弱な少女に振舞う老獪な魔術師って変態にしか見えん…。 続きを読む…

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  • 坂城 弥生

    結局稜子は自分の力で自分の問題と向き合ったんだね。 続きを読む…

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  • 眠る山猫屋

    〝魔女〟十叶詠子のカヴン(魔女団)の正体が怖い。失踪した少年少女たちだったとは。そして魔女の狙い(望み)が明白になる時、魔術師が暗躍し、それでも稜子は無くした欠片を取り戻して帰ってこれた。しかし沖本くんの欠片はやっぱり・・・。武巳は帰ってこれるのかな・・・。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2004/07/25
  • 定価
    561円(本体510円+税)
  • ISBN
    9784840227032

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