あらすじ紹介
《It》の秘密を知るという吸血鬼――『ザ・ワン』はまんまと和歌丘に侵入した。その存在にいち早く気づき、吸血鬼から人々を護るために立ち上がったのは日炉理坂の有力者のなかでも第二位に位置する三鷹家、その長男である三鷹昇! 問題は、彼がまだ小学五年生に過ぎないという事実にあるわけで……。“堂島コウ”についてのレポートを記録したメモリーカードを手に、三鷹昇はどうやって『ザ・ワン』に立ち向かうのか!? 2000歳(推定)VS11歳の戦いの行方は――!? 息をつかせぬ展開で、人気シリーズ第11弾、登場!
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みんなからのレビュー
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sakadonohito
5もういい加減飽きていて始めは全然読み進められなかったが途中から救いのなさそうなややシリアス展開になっていて気付けばしっかり読み込んでいた。続きが気になるので次も結局読むのだ。 続きを読む…
ネタバレあり -
ヴィオラ
5ザ・ワン編本格始動。そして、いきなり始まる「呪われた町」w 吸血鬼に実質支配された町の中、三鷹昇を中心に抵抗する人々。後半、まさかの海藤登場から戦士たち?が集まるシーンは、なかなかに胸熱。 しかし同時に、本格的にコウが姿を消してますw かろうじてサクラとイハナが出てくるものの、今までのレギュラーメンバーは全く出てきません。あと2冊、果たして「知恵の実」の話とどう絡んでくるのか?こないのか? 続きを読む…
ネタバレあり -
遠野りつこ
1嘗てなくダーク。吸血鬼をメインにしながらもステロタイプな恐怖ではなく、あくまでSF的葛藤を描くところが面白い。そして三鷹少年の物語が素晴らしい。自らの手で吸血鬼を倒した後に父親の裏切りを知る絶望がこの上なく痛い。絶望が真に迫っているからこそ、最後の「この町には、吸血鬼がいます。ーーだから、助けてください」という素朴なセリフが放つ強靭な意志の力に圧倒される。前々から思っていたけれど、真嶋さんといいこのシリーズは「普通の人」が戦おうとするところが一番カッコいい。コウくんはあくまでヒーローでしかないんだな。 続きを読む…
ネタバレあり -
Tenchu
1巨大なシステムによって繋がれ和歌丘を覆い尽くした闇『ザ・ワン』。我らが主人公、堂島コウが着ているThe stand for the dark(だっけ?)Tシャツのthe darkの本性を明かすかのように濃く暗く人々を絶望させていく闇(なおこの巻に堂島コウは出てきません)。そんな中、少年が着るTシャツの色はブルー、夜明け色。それぞれの闇に打ちひしがれた者たちは、その色に、呼ばれるかのように結集する。最高にカッコいいプロローグ。こんなのはこの人にしか書けやしない? 続きを読む…
ネタバレあり -
jack_ama
1堂島コウはなぜ妹が宇宙人にさらわれたと言い続けたのか? もっと他に賢いやり方がありそうなのに... というテーマとそれに対する解答の見せ方が凄くかっこいい. この話は正に堂島コウの追体験であり, だからこそ最後の昇の行動に説得力がある, というと少し言い過ぎか. 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2003/11/25
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784840225113