ワ-ズ・ワ-スの放課後 2
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ワ-ズ・ワ-スの放課後 2

杉原智則 (〔著〕)

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みんなからのレビュー

  • ブナ太郎

    ワーズ・ワースの放課後、完結。テーマがあまりにも壮大で、後半はついて行くのがやっとだったが、読後感はかなり良い。細かい設定や、話の展開を気になされる方には、向かない小説であるような気がするが、自分はかなり楽しめた。「言葉」に関する根源的な問題。人類は、言葉を手にしたからこそ、それ以前の世界を忘れ、失ってしまった。そこに、他の動物との乖離、他人との疎外の根本的な問題が隠れている。文章にし辛い、ましてやライトノベルにし辛いテーマをよくぞここまで形にできたと思う。「言葉」は、力であり、世界そのものだ。僕たちは、 続きを読む…

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  • みけねこ

    ハラハラドキドキの剣と魔法のファンタジーな世界設定。少年少女の青春、成長、通過儀礼。そして人はなぜファンタジーを空想するのか、それを言葉で紡ぐのか、それを求めようとするのか、という哲学的な問い。これらをわずか上下2巻でみごとにリンクさせ一つの物語として落とし込んだ傑作。最近の巻数を伸ばすことが読者へのサービスだと思ってるラノベ作家は見習ってほしい。本当にたくさんの人に読んで欲しい隠れた傑作でした。 続きを読む…

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  • いっしー

    認識することで宇宙が創られるなら、本や言葉を通して認識される物語の世界が実在してもおかしくないのではないか――作家さんが創作技法のインタビュー等でよく述べる「キャラクターが勝手に動き出す」といった言葉も、あながち間違いではないのかもしれません。剣と魔法のファンタジーを下地にしながら、「ノエイン」のようなガチSFを思わせる世界観描写が設定厨の僕の心にジャストミート。こういう設定有りきのラノベって絶滅危惧種に近くなっている気がするのが誠に残念です。 続きを読む…

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  • 浅木原

    杉原智則の最高傑作。この人はこういうの書けばいいのにと思うんだけどなぁ。 続きを読む…

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  • t_hirosaki(t_hirosaki)

    昔読んだときにも思ったのですけど、どうも下巻の後半は観念的になってきてあまり好みではないですね。ファンタジーらしいといえばそうかもしれませんが。1巻の伏線というか曖昧なままにされていた部分の霧が晴れるように描かれていますが、それでもよくわからなくて、多分内容を文章に落とし込むとかして理解しないと全貌が見えないんだろうなと思ったりしました――大体のことはわかるとしても、はっきりとした形では見えていません 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2003/10/25
  • 定価
    649円(本体590円+税)
  • ISBN
    9784840224956

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