Missing 9
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甲田学人 (〔著〕)

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みんなからのレビュー

  • スズ

    魔女の帰還と共に、学園の池に手作りの人形を沈め、綺麗な花を流す事で自分に欠けているものを埋めてくれるおまじないが校内に蔓延する。文芸部の面々は、おまじないをして以降、寮の自室で謎の視線を感じるようになった木村圭子という少女と出会い、その謎を調査するが……。深夜にクローゼットから這い出し、部屋中を血塗れの裸足で歩き回り、窓ガラスに赤い手形と額の痕を残して、圭子の帰りを窓から覗き込んで待ちわびる「何か」が怖すぎました。座敷童子を見た者は幸せになれるといいますが、命を奪われる可能性もあるという事に戦慄しました。 続きを読む…

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  • まりお

    戻ってきた魔女、そして使徒達。学校に蔓延し続けるおまじない。空目達の無力さ、そして焦りと不安、恐怖。前巻から積もってきた無力さと恐怖が、遂に独断でのおまじない再現に至ってしまった。ギリギリのラインを越えてしまった。もう、本当に後戻り出来ない所まで行ってしまった。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    ロレックスに袈裟姿(仮)のあの人がああなるなんて…!置いていかれたポルクスがカルトスを想い、アンドロギュヌスのように縫い合わせたような人形や双子。それは禍々しい狂気を孕みながらも半身への哀嘆を見ているようで悲しくて悲しくて…。今回は座敷童がモチーフですが、少し前に佐々木喜善氏の本を読んだのでタイムリー。本同士が呼んだのかね…。自分が欠けているものを補いたい気持ちは分かるが、どうじさまは余りにも危険。後、圭子が自分の部屋に戻る場面で一部、文字が滲んでいるのが目に飛び込んだ時は、本を落としそうになりました。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 坂城 弥生

    文芸部も一枚岩ではなくなってきていて、そろそろ決定的な出来事が起こりそう 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 眠る山猫屋

    魔女との戦いは宣言された。『夜魔』を先に読んだ身としては、魔女・十叶詠子は単純に敵対者として割り切る事ができない。文芸部の仲間たちの想いのベクトルがバラバラな事の方が、歯痒く苛つく。迷走する気持ちが悪い方向にしか向かわないじゃないか。バッドエンドではない事を信じて次巻へ。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2003/10/25
  • 定価
    539円(本体490円+税)
  • ISBN
    9784840224857

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