あらすじ紹介
“砂の海を渡る船”を降りたキーリと<不死人>ハーヴェイそしてラジオの兵長は、炭鉱の街に住むことに……。キーリは初めてのアルバイト生活を楽しんでいたが、ハーヴェイはほとんどの時間をアパートの部屋で過ごしていた。 ――ある朝、アルバイトに出かけるキーリを狙うかのように、上の階からフォークが落ちてきた。なんとか防いだハーヴェイは、フォークを落とした張本人の部屋に向かう。しかし、そこは空き部屋になっていて――!?
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みんなからのレビュー
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スズ
39断層の岩壁の炭鉱の町の料理店でバイトに励むキーリだが、ハーヴェイは家を空けがちで寂しさを感じる。そんな中、ベアトリクスという女性からハーヴェイから離れるよう告げられて…。いや~、凄く良かったです。キーリへの向き合い方が分からず迷走するハーヴェイ、大切な彼の帰りを寝ずにアパートで待ち続けるキーリ、キーリを寂しがらせるハーヴェイを本気で𠮟りつける兵長の3人が本当の家族のように温かく、料理店のバズ&スーズィ夫妻に可愛がられるキーリに本当に良かったねと言いたくなる。別れ際のバズの「元気で」には涙腺崩壊寸前でした 続きを読む…
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まりも
20キーリがなんか男前で頼もしく感じた1冊。前回と違い新キャラがいい味を出しているのが良いですね。ただ今回は読んでいてしんどい場面が多かった割にはこれといった盛り上がりもなかったのが残念。世界観、雰囲気は好きなんだけどなんか乗り切れなかった。次巻からは新展開なんだろうけど買うか迷うな。 続きを読む…
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あおでん@やさどく管理人
19前作にもまして体を痛めつけられる不死人たち。優しくて、強くて、まっすぐなキーリがどんどん好きになってくる。ハーヴェイの身体に不穏な気配が現れる中、そのまま次作へ。 続きを読む…
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ココ
12ハーヴェイは、キーリがすごく大事だから。失いたくないからこそ手放さなきゃいけないことを、ずっと心のどこかで思ってる。それに気づいてつらくなった。「不死人の生は永久不変とすら言えるのに、どうしてあの人の生き方はどこか刹那的な感じがするんだろう」それはハーヴェイが、結局は自分のことしか信じられないからで、それはハーヴェイにとってキーリはもう他人じゃない、無かったら痛いものになってるからで。想像していた以上に不死人は残酷だった。目覚めたとき、ハーヴェイがいないことに気づいたキーリの心情を考えるといたたまれない。 続きを読む…
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みやち🐹
10再読。表紙からしてもキーリの成長が感じられる一冊。彼女が働き始めた〈バズ&スーズィーズ・カフェ〉は夫婦はもちろんお客さんも気さくで素敵。現実にあったら行ってみたくなるような暖かなお店です。旅路から離れて始まった定住生活。そんな中でもやっぱり不穏な出来事からは逃げられないんですよね。何度読んでも、徐々にボロボロになっていくハーヴェイの様子が心配になってしまいます。ここから事が大きく動いていくわけですが今回は序章です。彼らの旅路に幸多からんことを。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2003/08/25
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定価605円(本体550円+税)
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ISBN9784840224352