毛布おばけと金曜日の階段
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毛布おばけと金曜日の階段

橋本紡 (〔著〕)

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みんなからのレビュー

  • たきすけ

    かけがえのない幸せと潰れるくらい重い現実。皆が通るあの小道を思い出させてくれる小品の3編を収録。何でも出来る喜びを持ちつつ、ちっぽけな存在という事を認識する相反性。思えばなんと無防備で傷つきやすい日々を瞼の裏に置き去りにしたものか。惜しむらくは「毛布おばけ」にもう一物語欲しかったが「金曜日の階段」には大いに魅力を感じた。幸せとは埋めていくもの、積み上げるものなのだと思いました。 続きを読む…

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  • 星野流人

    毎週金曜日、未明の姉は毛布おばけになる。そんな毛布おばけを囲む2人の少年少女の物語。登場人物たちはちょっと奇妙な背景を持ちつつも、物語自体はなんてことない日常を切り取っている印象。派手なストーリーは無くとも、大事なものを伝えてくれる良作だったと思う。私自身、未明に似た考え方をしてしまう人間なので、いろいろと考えさせられた。 ベストイラストは、85頁の未明と真琴。 7/10点 続きを読む…

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  • 吉野ヶ里

    やっぱり橋本紡はこの系統を書かせたらトップクラスの作家だと思う。 ちょっとズレちゃった人の心理描写がやたら上手い。また、物語の運び方、脇役の使い方も良い。 また、毛布おばけの設定があるおかげで、ただの青春系物語からの乖離を果たしている。 描写力の高さにはただただ脱帽。 人生の一冊になるほどの主張には欠けるが、非の打ち所のない良作。完成品。 続きを読む…

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  • どら

    積読消化。橋本紡が引退をする際のツィッターを読むと本作の様な作品が書きたいのに書けない(求められていない)現状への不満が引退の大きな理由になっているのが分かる。後、半分の月を書くに当たって本作が売れなかったというようなコメントも有り、デビュー前に書いた本作が特別な作品であったことは間違いないと思う。3篇の連作だが、最終的に何かが大きく変わるというラストではなく、緩やかな関係で素描を見せられている感じ。筋の良い素描なので、、これだけで十分に満足できる。しかし80頁の中で自転車の直後自伝車の誤植はいただけない 続きを読む…

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  • take

    今、自分の置かれてる現状に似てるなって思いました。でも、彼らは不幸を乗り越えて立ち向かおうとしてる。自分の中でダメだって決め付けない、どうなってもいい、とりあえずは行動を起こしてみようとしていた。情けないことに自分はまだ立ち直れていないどころか、何か行動することに怯えている。でも、もぅ今日でおしまいにしよう。明日からは思いきって行動していこう!! 続きを読む…

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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2002/12/25
  • 定価
    605円(本体550円+税)
  • ISBN
    9784840222518

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