あらすじ紹介
“世界の敵”とはなんだろうか? ヤバいことばかり考えている奴がそうだというのなら、この世は既に敵だらけだろう。
このオレ、霧間凪には難しいことはわからない。だがその善悪の境界線みたいな所をブギーポップの奴は歩いている気がするし……そしてオレが中学生の頃に出会ったあの変わり者の女、九連内朱巳もまた、両方にまたがる場所に立っていた気がする。悪を恐れず、善に怯まず――あの「傷物の赤」はそういう少女だった――生命を停められた被害者たち。どこから襲ってくるか予測不能の敵。無為なる危機に対し霧間凪は如何に戦うのか。そして背後には迫りくる黙示録の予兆が……切ない恋心が“心のない赤”に変わるとき、少女は何を決断するのか。
みんなからのレビュー
-
青味泥シンカ
2霧間凪イヤーワンで、夜明けのブギーポップ一篇の後日譚ですが、夜明けより"古い"と感じるのは何故なのか(十年以上前に読んだ時にも、似たことを思った気がする)。なまじエンブリオ炎上が現代異能バトルをやり切っただけに、青春ジュブナイル色の強さが胡散臭く、作り物っぽく見えるのか。まぁ霧間凪と水乃星透子関連は全般的にそうで、作者が好きすぎるとは感じるのですが。そしてジョジョ引用の多さが鼻に付き出すのもこの辺り。それでもブギーポップが出ると画が引き締まるし、議論の末、黒幕に引導を渡す場面なんかは結構好きです。 続きを読む…
ネタバレあり -
ののの@彩ふ読書会
2九連内朱巳登場。霧間凪とともにこれから活躍しそうな予感。生命を停められた者たちの謎を追う。パンドラのときのあのキャラも出てきたりしてワクワクする。不穏な空気もあり今後の展開が楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
ERIE
1炎の魔女、霧間凪は相変わらず強い。凛々しい。憧れる。 それと、人の「死」を奪って自分の「死の保険」にする能力。長生きしたいから良いなとは思うが、13回までしか貯めれないし毎日毎日死について考えながら生きるのは「ハードねぇ」(朱巳の口癖)だからやっぱりお断りだな。 続きを読む…
ネタバレあり -
らいら
1ちょっとだけ過去編。 親から捨てられた本作の主人公(またまた新キャラ)が、自身の特殊能力に関して統和機構をもうまくだまくらかしながら、霧間凪と出会い、協力はしないけどお互いを意識しながら今回の敵を倒すようなお話。 他のブギーポップに登場する人物も少し出てきていてうまくクロスオーバーしている感はあるのだが、いかんせん時系列やらなんやらを追うのが大変で、ちゃんと把握できていない。。。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2001/02/25
-
定価792円(本体720円+税)
-
ISBN9784048676489
関連サイト
-
公式サイト