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スズ
55文化祭で賑わう学園で、武巳は美術部の特別展示に訪れるが、そこに描かれていたのは、他者が知るはずがない文芸部が今まで遭遇してきた様々な怪異で……。無数のガラスの破片で左目の視力を失った美術部員が描く絵と、鏡の中に引きずり込まれていく部員の少女達の恐怖が胸に刺さる。自分の背後に何かが居るという状況下での、振り向くなという本能と、確かめなければという理性のぶつかり合いが丁寧に描かれていた。鏡は古代から世界各地で神秘的な存在とされ、様々な迷信や信仰と密接に結びついている事に驚いた。合わせ鏡は絶対にしてはならない。 続きを読む…
ネタバレあり -
藤月はな(灯れ松明の火)
48異界を見ながら、芸術へと昇華させた八純先輩は正しく、芸術家だ。現世にいながらも異界を客観的に捉える事ができるからこそ、空目が八純先輩を見守ろうとした気持ちが切ない。一方、八純先輩がどんな想いであの絵に変わったのかを汲み取らず、「昔のような絵を描いて欲しい」という思いで展示された子=絵を処分させようとする範子に嫌悪が湧いてしまう。読友さんが指摘してくださったグロシーンより、奈々美ちゃんがいなくなる前に鏡に映っていたものの方が怖かった…。しかも夜中に読み終わり、夜中に喉の渇きを覚えるも洗面所に行けませんでした 続きを読む…
ネタバレあり -
坂城 弥生
43文化祭の美術部の展示コーナーに文芸部のメンバーが遭遇した怪異を彷彿とさせるものが。その絵を描いた八純は鏡が割れる事故で片目の視力を失っていた。そしてその絵の周囲で失踪者が出始める。 続きを読む…
ネタバレあり -
ガーガー
41今回は鏡の話。改めて考えてみると、鏡って怪談多いな…。この本を読んで鏡が直視できなくなった。この学校怪事件多すぎだろって思ってたけど、学校中にあふれてるとは…。これからこの学校はどうなってしまうんだろう…? 続きを読む…
ネタバレあり -
まりお
38空目御一行は異界に触れてから、異常と戦ってきた。しかし前巻に続き、どうも手に余っている感じがしている。段々学校全体に呪いが、おまじないが、異界が蔓延しているから。手の範囲からはみ出てしまった分、被害が拡大している。下巻では解決出来るか? 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2002/10/25
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定価605円(本体550円+税)
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ISBN9784840221887