あらすじ紹介
「『緑の指』ってのはね、ヨーロッパの古いコトワザで、植物を育てる特別な才能のことなの」。植物と交流できる少女・神永瑞穂。瑞穂と幼なじみの雅之は高校への通学途中、美しい女性・千夏に出会う。千夏と瑞穂の趣味が園芸であったことから、3人は親しくなっていく。「これをあなたに育ててほしいの」そんなある日、千夏は瑞穂に麦の実を渡す。千夏の正体―彼女は時空転移装置でやってきた別世界の住人だったのだ。温暖化と植物の有毒化で人類が滅亡の危機に瀕している世界―80年後の未来。千夏が開発したという麦は、食糧不足にあえぐ、人類最後の希望だった…。
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みんなからのレビュー
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Humbaba
4天敵から身を守る。それは生き物である以上誰もが備えている特徴である。植物は言葉を発するわけでも、また、行動によって相手を追い払うわけでもない。しかし、生きている以上天敵から身を守る術を身に付ける必要がある。そして、毒を持つという形でそれを表現することもある。 続きを読む…
ネタバレあり -
Humbaba
3どれほど技術が発展しようとも,人は食事をしない限り生き続けることは出来ない.そして,食事というものは植物によって支えられている.その植物が人間に反旗を翻した時,人間に出来ることというのは非情に少ない. 続きを読む…
ネタバレあり -
Humbaba
2植物と人間は共生関係にある.しかし,もしもその植物が人間との共生を拒否したとしたら.努力して作った作物が毒となり,自分の妻子の命を立つものへと変化してしまえば,もはや人は真っ当に生きる道を失ってしまうだろう. 続きを読む…
ネタバレあり -
杜
1”緑の指”題材自体が好きですね。加えて、中盤以降は雅之と瑞穂のがんばってる様子がとても良かったです。 『何かをしなくちゃ、と思った時点で、その人には何かができるはずなの』私には何ができるのか、考えてしまいますね。 続きを読む…
ネタバレあり -
ゲシャン
1本作は恋愛色が前と比べて強くてハラハラ・ドキドキってのがあんまなかったので、個人的には前シリーズのほうが好きかなって思います。植物の気持ちってのは昔は考えたことあるけど、成長すると全く考えなくなったな 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2002/04/25
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定価627円(本体570円+税)
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ISBN9784840220774