
プロジェクト・ニル 灰に呑まれた世界の終わり、或いは少女を救う物語 2
GA文庫大賞《銀賞》受賞作の第2弾!
畑 リンタロウ
(著者)
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fixro2n
(イラストレーター)
シリーズ:「プロジェクト・ニル」シリーズ(GA文庫)
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あらすじ紹介
GA文庫大賞《銀賞》受賞作の第2弾!
失われた旧時代の謎を解き明かす。
物語は灰化層の底へ――失敗作の少女を救う物語、第2弾。
終わる世界を救うための『ニル計画』――その被検体の少女・ニルと再会し、記憶を取り戻したマガミ。彼らは白クジラとの戦いで大破した飛行艇の代わりを求めて、飛行都市・バラカジャへと向かった。
バラカジャは、地表を覆う有害物質・灰化層の下に埋もれた旧時代の遺物を有効活用するため、空に引き上げることを専業としている。ニルも新たな飛行艇の引き上げ作業に加わるが、突如地上から攻撃を受けてマガミとともに灰化層の底へと落下してしまう。そこで二人が目にした、隠された世界の真実とは――?
「帰ろう、マガミ。僕たちの空へ」
これは、終わる世界に抗う少女と未来を拓く物語。
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みんなからのレビュー
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よっち
23『ニル計画』の被検体の少女ニルと再会し、記憶を取り戻したマガミ。白クジラとの戦いで大破した飛行艇の代わりを求めて、飛行都市バラカジャへと向かう第2弾。灰化層の下に埋もれた旧時代の遺物を空に引き上げることを専業するバラカジャ。その引き上げ作業に加わる中、突如地上からの攻撃で灰化層の底へと落下してしまう2人。すっかりマガミに懐いたニルが微笑ましい一方、バラカジャの特異なあり方、アニマの宿命なども知っていく中で、生存が難しい状況に陥りながらもギリギリまで生き延びることを諦めない2人と仲間たちの絆が印象的でした。 続きを読む…
ネタバレあり
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のれん
9あとがき共々区切りがつけられるようにしているのは、中々裏事情が見て取れる。レーベルによって続刊事情はかなり違うのだろう。 ただし今作ではアニマという短命ヒロインたちの宿命について語る物語であり、1巻から求めていた内容であったのは嬉しい。死を恐れ、それでもその生命を懸ける先を自ら決めたと信じる心。その無謀な選択こそ心躍るものなのだ。 作者の地の文は仰々しい時と砕けた時のギャップが激しい時が多いものの、今回は仰々しさがマッチしていて良かった。短命はテーマとして非常に優秀だ。ニル計画の決着までを期待したい。 続きを読む…
ネタバレあり
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椎名
4灰化層に遺されていた旧時代の日記を見ることでこの世界の謎が少しずつ紐解かれていく。白クジラに乗っていた古代種との対話を試みようとするラストなんかも非常にワクワクさせられ、ある程度の推測はできたとしても個人的にはここからという内容の二巻だったのだが、続くのかどうかわからないのが勿体ないところ。光るものはある作品だと思うのだが。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2025/05/15
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定価836円(本体760円+税)
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ISBN9784815628284