
あらすじ紹介
ハーゼン侯爵家長女のアリアレインは、王太子の婚約者として日々執務に励んでいた。愛のある結婚ではないものの、お互い国のためを思って良きパートナーになれると信じて。
しかし突然の婚約破棄により、アリアレインは国外追放となる――はずだった。
追放となる前に与えられた3日間の猶予の間に、アリアレインは忽然と姿を消した。
使用人、家財、兵、屋敷、すべてを引き払って。
「あの男は、私を、侯爵家を侮ったのよ」
様々な思惑が交錯するなか、アリアレインの前代未聞な逆襲劇が幕を開ける――
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みんなからのレビュー
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よっち
22王太子の突然の婚約破棄と断罪により、国外追放とされたハーゼン侯爵家の長女アリアレイン。様々な思惑が交錯するなか、前代未聞な逆襲劇が始まるファンタジー。愛はなくとも国のためを思い、お互いに良きパートナーになれると信じて努力を続けてきたアリアレインが、侮られたことを良しとせず覚悟を決め、執行前に得た3日間の猶予を使って着々と手を打っていく展開で、王太子や新たな婚約者クラウディアも暗愚ではないものの、国を動かすことに対する解像度の差が大き過ぎて、後手に回らざるを得ないですね…どういう結末を迎えるのか下巻に期待。 続きを読む…
ネタバレあり
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わたー
16★★★★★え…ここで終わり?続きは下巻までお預け?そんな殺生な…王太子と婚約していた侯爵令嬢アリアレインは婚約破棄と国外追放を告げられる。最早、彼との関係の修復は不可能。何より私を含む侯爵家を侮ったなと、国外追放を言い渡された罪人という最底辺の立場から逆転すべく行動することから始まる令嬢追放モノ。この手の作品には阿呆な元婚約者がつきものではあるが、この作品では見えている視野こそ違えど、王太子側にも納得に足る信念が存在しているということが特筆すべき点だと思う。主人公側が強くたっていい。 続きを読む…
ネタバレあり
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ホシナーたかはし
14最近のネット小説によくある「婚約破棄、追放」を侯爵令嬢が受けたら、親であり地元である侯爵側がどう動くかの一例を、こと細かく書いていて、ご都合主義になっていないところがとても気に入りました。戦争をする前の戦略的な部分が多いけど、これ女性向けなのか、ラブは人差し指一本分くらいの印象でした。 続きを読む…
ネタバレあり
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サキイカスルメ
14突然の婚約破棄と断罪、そして死刑宣告と同義の国外追放を王太子から告げられた侯爵令嬢アリアレイン。彼女の決意と行動を色々な視点でみていくファンタジー。面白い!!復讐というと個人的な恨みのイメージですが、アリアレインは自分と父と家を侮られたことは許してはいけないという大切なものを守るためな印象でネガティブなものはあまり感じませんでした。彼女の今までとこれからの行動によって彼女自身がどんな人なのかわかっていくのも面白かったです。 続きを読む…
ネタバレあり
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つじ みやび
6めちゃめちゃ面白かった!理不尽な追放に対して、舐められたままではいられないと、いろんな「仕返し」を用意するアリアレイン……。頭は切れるし、人は良く見ているし、状況を冷静に判断する能力もある。う~~ん、かっこいい~~~!強い女性大好き! 悪役側で書かれる王子と伯爵令嬢の2人も、一応2人なりに考えてはいるんだけど、視座が全然アリアレインと違う感じが、非常に良い……。 上巻でちりばめられたものが下巻でどう回収されるのか、楽しみです! 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2025/03/03
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784803020823