
あらすじ紹介
コルを殉教者に仕立て上げようとした異端審問官ローシェと選帝侯たちの非道な計画は、空から駆け付けたディアナの協力により砕かれた。
無傷の生還という偉業は、帝国内に薄明の枢機卿の名声をますます轟かせ、コルを一目見ようとウーバンは謁見を願う者たちで溢れかえることに。
そして、多忙な兄を支えるミューリの下にも真面目で頑固なコルを説得してほしいと陳情が集まり……。
そんな中、薄明の枢機卿の暗殺計画が再び持ち上がって!?
上下巻でお贈りする、賢狼の娘と若き羊皮紙が世界を変える運命の前夜祭!
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みんなからのレビュー
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みどり
7上下巻に別れての上巻。いきなり「棺」にぶち込まれる「薄明の枢機卿」からのスタート。でも、知らない間にミューリがブレーンと騎士を兼ねて成長している!というか、今さらそこに気づいたか、自分!?と突っ込みたくなる活躍。羊さんたちの暗躍もそこそこに面白い。確かにあとがきに掛かれているように、「完全に一人称」で描かれていない、各人達から見たコルというのは新鮮だった。時に謙虚謙遜は過ぎると大迷惑っていうことが、よ~くわかる。 続きを読む…
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毎日が日曜日
5★★★★ 続きを読む…
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bluets8
5今回はコルやミューリだけでなく多くのサブキャラ視点で描かれる群像劇(シリーズ初だそうで)。永い時を生きてきた人ならざる者達や擦れた王族から見た二人は、危なっかしく、呆れるほど真っすぐで、中てられて自分も何か行動をし始めてしまうほど眩しく光り輝いていた。悪辣なエーブも含めて皆どこか親目線で、公会議の勝ち負けよりも薄明の枢機卿が傷つかないことを第一に動いているのが印象的。過保護だなーと思いつつ、そうしたくなる魅力ある二人なのもよくわかる。当の本人はまたコル坊やに戻っていたけれど、本番は頑張ってくれるでしょう。 続きを読む…
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楽しんでる男
1「兄代わりの役割を全うできるならきっとここ」 この巻ではミューリの成長が目立つように描かれていました。成長著しくコルの成長スピードを遥かに上回り新たな視点も持ち始めてるミューリ、しかしこの巻で最も踏ん張ったのはやはりコルでしょう。 自分も涙ぐみくらい寂しい癖にミューリを自由にさせてあげる為に抱き締めながらも背中を押すシーンは薄明の枢機卿ではなく"兄"でなければ出せないカッコよさで少しウルッときました。 次巻で描かれるであろう既に兄としての役割を半分終えたコルとミューリの関係の変化と2人の行末が楽しみです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2025/04/10
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784049161830
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