
あらすじ紹介
アルトにラギとの別れの時が迫っていた。命が残り僅かと悟ったラギは、セツナに「最後に私と闘ってくれ」と願い出る。ラギは獣人である自らの闘いをアルトに見せることで、いまだ獣人の力を知らないアルトの心に、その闘う術を刻もうとしたのだった。それは独り立ちするための糧をアルトに遺そうとする、ラギの命がけの賭けでもあった。移りゆく季節の中、悲しみを知ったアルトは少しずつ大人になってゆく――。第一部完結。
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みんなからのレビュー
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さーさん
2いよいよ訪れる最期の時。ラギとの別れ、新たな旅立ちとなるシリーズ6巻。最初から分かっていたとはいえ、ラギさんの死は酷くセツナの心を蝕んで辛い。本当にもっと早く出会って、もっと長く一緒にいたかったよね。闇落ちしそうなセツナにとってアルトが本当に心の救い。ベッドの上で看取られたラギさんが満足のいく終わり方になってよかった。ラギさんがサイラスに赦しを求めた展開は意外で、確かにサイラスの成長を感じた。最後にジゲルさんが再登場してびっくり。セツナと彼の再会まで読めるかしら。第2部も期待してます。 続きを読む…
ネタバレあり
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よまイ
1わかっていた別れがやってきました。「小説家になろう」とは異なり、弱ってからのラギールの描写が多い。亡くなるまでの数日間も丁寧に描かれ、セツナとアルトがどれほどラギールを慕っていたか、詳細な描写がされていた。 サイラスの立ち位置の変化、ソフィアの描写追加、ラギールの親友たち、獣人の国サガーナの情景など、良い加筆がされていたように思う。オマケのショートストーリーも良かったと思う。作者には第2章以降もぜひ頑張ってほしい。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2025/03/05
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定価1540円(本体1400円+税)
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ISBN9784040758220