嫉妬探偵の蛇谷さん 2
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嫉妬探偵の蛇谷さん 2

「私、この夏のテーマを決めているの」黙れば佳人、話せば毒舌、問い詰める姿は嫉妬の権化な蛇谷さん。そんな彼女との夏休みは、僕と、僕の過去に潜んだ「嘘」を明らかにして……苦くて甘い、学園青春探偵物語。
野中春樹 (著) / pon (イラスト)
シリーズ:嫉妬探偵の蛇谷さん(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

"嘘が嫉妬を呼び起こす、学園青春探偵物語

「私、この夏のテーマを決めているの」
蛇谷さんは、そのあとにこう続けた。
「あなたーー野水のことを知る」

蛇谷カンナ。
黙っていれば怖ろしいほどの美人で、口を開けばもっと怖ろしい、嫉妬の権化のような僕の先輩。
惨めな人、馬鹿な人、自分より下な人、嫌われ者、そんな「悪者」のいる謎を暴く女。
先輩としては残念すぎる蛇谷さんだけれど、僕は彼女を嫌えないどころか、可愛いとすら思ってしまっている。重症すぎる。

謎の自撮りを送ってくる蛇谷さん、浴衣で笑いかけてくる蛇谷さん、水着で恥ずかしがる蛇谷さん……彼女が僕のことを知るように、僕も蛇谷さんを知っていく、そんな夏休みはーーでも、楽しいだけでは終われない。
強い日差しが作る影のように、僕らは様々な謎や犯人、そして思い出したくもない苦い思い出に向かい合う。

後輩たちと消えたノートの謎、夏祭りに生じた開かずの扉の謎、合宿の海辺で突きつけられた僕の過去に関する謎。そして幼馴染みと、僕を傷つけた彼女にも。
どうしようもない「悪意」や「謎」に立ち向かう蛇谷さんの動機はやっぱり「嫉妬」なのだけれど、それは嘘がつけない僕のためでもあって、だから蛇谷さんには、言えない。

僕がーー蛇谷さんに、「嘘」をついてしまったなんて。

嘘が嫉妬を呼び起こす、学園青春""探偵""物語。

"

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みんなからのレビュー

  • 芳樹

    何かある度に「妬ましいと」を連呼する蛇谷さんがやっぱりカワイイね。さて夏休みに入り、野水くんの出身中学で起こった謎に関わったことを切っ掛けに、蛇谷とともに過去へと向きあう野水くんの姿が描かれる今回。謎が解決しても手放しで喜ぶ結果にならないところが本作の持ち味と言えるのでしょうが、「ほろ苦い青春時代の思い出」とするには苦い結末だな…と心が痛くなりました。未熟なせいか、残酷なことを考えるよな…。一方で、もどかしい二人のラブコメ面は着実に進んでいるように見えますので、謎解きを含めて今後の展開が大いに楽しみです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    黙っていれば怖ろしいほどの美人で、嫉妬の権化のような蛇谷先輩。彼女と一緒に様々な謎や犯人、そして思い出したくもない苦い思い出に向かい合う第2弾。後輩たちと消えたノートの謎、夏祭りに生じた開かずの扉の謎、合宿の海辺で突きつけられた野水の過去に関する謎。幼馴染やかつてのパートナーだった彼女との再会。「野水のことを知る」を夏のテーマに掲げて、彼が学校を休むと反応があるまでメッセージや自撮りまで送ったりする先輩が可愛かったですが、相変わらずの嫉妬深さでどうしようもない悪意や謎に立ち向かう姿もなかなか良かったです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    ミステリとしてはちょっと逆算の気質が強かったかな。1巻よりも身内話だし。 だが先輩の相手の「言い訳の嘘」を崩すところは背徳的な気持ちよさがある。人間は得てして、相手を傷つけることよりも見栄を大事にするものだ。 本作はその見栄が崩された瞬間を大事にしている。一応コメディなので、その落差は気を使っているが、他のラノベには中々見られない毒性だと思う。 話としてまとまり良く終わったが、まだもう少しこの先輩は追っていたいな。弱々なのに毒々しいツンデレは希少であるからに。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • まっさん

    ★★★★ 蛇谷さんとの愉快な日々を過ごす野水は、今日も分かりにくそうで分かりやすい彼女の姿に微笑ましいものを覚える。かつての後輩や幼馴染、そして因縁の相手(全員女性)に嫉妬する蛇谷さん。そんな中、楽しく過ごすはずの夏休み合宿で、野水は過去のトラウマの原因と出逢う。そして起こるとある事件。それはかつて野水が幼馴染との別離を生んだ七不思議と似通っていて… 今巻も面白かったですね。 前巻と比べて糖分がかなり増された印象。蛇谷さんがより面倒くさくなっていて、作者があとがきでも書いていたように「お前らまだ付き→ 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    夏休みを迎え、慧とカンナの周りには事件が絶えぬ中、慧の過去に起きた事件に向き合う今巻。―――逃したくない、君じゃなきゃダメ、だから謎は全て消す。 相変わらず慧に対し独占欲を見せるカンナが、彼に迫る過去の女たちに全員もれなく毒をぶちまけながら容赦なく事件の裏の醜い思いを暴き立てていく巻であり、相変わらず人の思いの醜さが暴き立てられていく巻である。 慧に関わる過去の事件の全てを暴き立て、誰にもやらんと宣言し。少しだけ距離の近づいた二人は、迫りくる秋にどんな謎を解いていくのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2025/03/18
  • 定価
    858円(本体780円+税)
  • ISBN
    9784094532357

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