
あらすじ紹介
王都から逃げ出した《アンロウ》を捕えるべく歓楽街にある会員制カジノへ潜入することとなった探偵事務所『エレメンタリー』。
簡単な任務のはずだったが、待ち受けていたのは薬物で強化された《アンロウ》、それはかつての仇敵・ジムの関与を匂わせるもので……。
そんななか、かつて『カルテシウス』でエージェントをしていたと名乗る初老の男・ダミアンが現れる。“前任者”の存在、そしてその末路を知ったノーマンは、己の歪んだ正義の果てに待つ未来になにを思うのか――。
みんなからのレビュー
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よっち
25王都から逃げ出した《アンロウ》を捕えるべく、歓楽街にある会員制カジノへ潜入したノーマンたち。簡単なはずの任務が因縁の仇敵に繋がってゆく第3弾。かつて『カルテシウス』でエージェントだったと名乗る初老の男ダミアンからの依頼で、王都の収容所から脱走した双子のアンロウが裏取引を行う会員制カジノに潜入したノーマンたち。しかしそれは罠で因縁あるアンロウの襲撃に遭い、何とか窮地を脱した彼が真相を知って、アンロウの4人たちと街を守るために立ち上がる展開で、似た者同士のダミアンとの熱い激突とその結末はなかなか良かったです。 続きを読む…
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わたー
18★★★★★面白かった。ノーマンの前任者が4人と因縁のある人物たちを引き連れてかつ、4人それぞれへの対策を十分にしたうえで襲い掛かってくるというなんとも燃える展開。それに対し、戦う相手を入れ替えるという簡単でクレバーな戦法を、自分たちのノーマンに対する愛を否定したくないがために蹴っ飛ばして真っ向からぶつかろうとするのには、彼女たちの狂気と偏愛を感じて非常に良かった。次回の刊行予定は決まっていないようだが、ここまできたら是非ともエレメンツ4人それぞれが表紙になることを達成してほしいなと。 続きを読む…
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燃え尽きタコ
16ノーマンの深堀回、案の定バケモノはノーマンを表してましたね。 四人がノーマンを依存対象としているのは変わらないけど、2巻を通してノーマンが気持ち悪くにやけるほどに四人で仲良しになるとノーマンの四人への依存性が分かりやすく際立ってくるの人間関係描写として巧の技。 続きを読む…
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真白優樹
13幾人かのアンロウを連れ首都から脱走した「双子」を追い、会員制カジノに潜入する今巻。―――復讐の輪が追いすがる中、バケモノ同士がぶつかり合う。 シズク達ノーマン配下のアンロウが、それぞれに因縁のある復讐者と激突する中、ノーマンは己の似姿と激突する巻であり、彼の歪さと空白さ、その力の意味に迫る、大きな山場の中で一つの過去が紐解かれる巻である。例え歪で空っぽでも、満たしてくれるものを見つけたから。見つけた愛に、愛を嘯くノーマンはこれからも彼女達と生きていくのだろう。その始まりは見てみたい次第である。 続きを読む…
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てぃーも
10前巻で繰り広げられた事件、その2ヶ月後にその因縁諸々新たな展開だと思うんですが…、前巻の内容がぼんやりとしか思い出せない…。でも、ノーマン、エルティール、ロンズデー、シズク、クラレスら5人の関係性は秀逸で、スフィアにアイリス、ロビン、ダミアンらを配置した展開は、前巻の内容を思い出せなくても十分に楽しめました。今巻で一見すると完結っぽい感じですが、次巻が描きたかった部分との事で、発刊されたら初巻から通しで読み直してみたいと思う。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2025/03/07
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定価946円(本体860円+税)
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ISBN9784049161854