
あらすじ紹介
教育実習生として東京に戻った桐島。そこには、橘さんの妹・みゆきちゃんの姿があった。桐島は彼女を透かして、高校時代の鮮烈な恋情を改めて感じとる。
一方で、やるべきこともあった。己が粉々に砕いた、京都の人間関係の修復。つまり、泣かせた相手を、もう一度笑わせることだ。
それがどれだけ傲慢なことでも。
それがどれだけ身勝手なことでも。
そう願ってしまうのは、きっと罪なのだろうが――。
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みんなからのレビュー
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芳樹
21【BW】表紙に描かれた宮前さんと遠野さんの笑顔。もうこんな楽しそうな笑顔の二人の姿を見ることはできないだろうと思っていたので、ここに辿り着けたことに感激しています。とはいえそこに至るまでの流れはいつもの「二番目彼女」ノリだなという感想を抱きましたが。そして今回は紆余曲折あったものの、”あの”桐島の確かな成長も感じられて感慨深いですね。さて次回が最終回とのこと。桐島は橘さんと早坂さんとの関係にどう決着をつけるのか。楽しみにしています。 続きを読む…
ネタバレあり
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よっち
21教育実習生として東京に戻った桐島。実習先で橘ひかりの妹みゆきと再会した彼が、自らが粉々に砕いた京都の人間関係の修復に動き出す第8弾。同じ教育実習生としてあかねがいて、ピアノ講師としてひかりがやってきて、その妹みゆきにはアプローチされて、なぜか家には宮前が待っているとかいうカオスな状況が生まれて、相変わらずヒロインたちに振り回される桐島。けれど教師の適性を垣間見せつつ、粘り強く向き合い人間関係を再構築する姿には確かな成長も感じましたね。そして残るべくして残った譲らない2人との決着がどうなるのか最終巻に期待。 続きを読む…
ネタバレあり
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れっちん
10次巻完結。。。 正直主人公の『桐島 司郎』 今まで好きじゃなかったんだが、今巻は頑張った、好感度上がった。 流石にここまでドロドロとした恋愛話は経験無いけど、なぜにこの男。。。ここまでモテるのか???? それは今巻でも謎である。 京都の人間関係の修復 それはこれからの新たな道、未来を作ること 良い巻、いや、心に残る巻でした。 重ねていうが、次巻完結。。。。 宮前しおり、いい女だよ。。。泣いた。 続きを読む…
ネタバレあり
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椎名
10東京で再スタートを切るかと思いきや、京都で手に入れ、そして壊したかつての居場所を再び修復しようと、みっともなくてもやり直そうとする姿が描かれたことが本当に良かった。傷付けた側が、また再生したいと願うのはエゴでしかない。それでもそこから消えることで責任を取った、とすることもまたエゴでしかなく、ただの逃げでしかないのだ。そして高校時代の、突き動されるままにした衝動のような恋へと戻る。特に橘さんは、作中で“もっともフィティッシュな女の子”と表現されたのは印象に残る。誰を選び、何を捨てるのか、いよいよ最終巻へ。 続きを読む…
ネタバレあり
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のれん
10ここで大学生編での2番目彼女がメインとなる。 思春期に出会うことの重要性というのは過ぎ去った読者だからこそ心に響くものがあるだろう。 社会人だからこそできる恋があるように、傷つけ合うことしかできない子供だからこそ感じ取れた愛がある。タイミングの問題で愛を育めないことに当人の責任はない(桐島本人に問題がないとは言わないが)。(1/2) 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2025/03/07
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784049159141