
あらすじ紹介
「さあ、思考会議を始めましょう」
外部者の呪具と、どこかに生まれ直すであろう夫を探して旅をするティナーシャは、久しぶりに戻った魔法大陸で不思議な行方不明事件に遭遇する。大陸のあちこちから思考委員として何人もの人間が同時に攫われ、帰ってこないというのだ。
水の魔女カサンドラの助けを借りて、ティナーシャは一人事件の解明に挑む。そこには世界滅亡回避のために話し合いを繰り返す呪具が待っていた――。
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よっち
26外部者の呪具と、どこかに生まれ直すであろう夫を探して旅をするティナーシャは、久しぶりに戻った魔法大陸で不思議な行方不明事件に遭遇する新章第5弾。大陸のあちこちから思考委員として何人もの人間が同時に攫われる事件の解決に挑むティナーシャ。そして奪われた力を取り戻すために鳥籠の歌わぬ鳥となったティナーシャと帝国少佐アルファスとの邂逅。懐かしい人との出会いと別れもなかなか印象的でしたけど、別離からの再会を何度も繰り返しながら使命を果たしてきた2人の何とも言葉にするのが難しいこのかけがえのない関係性も良かったです。 続きを読む…
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crownhermit
21アルファスが言った"人には人の生き方があるのだ。その最後に必ず待っている死とは、決して喪失だけを意味するわけではないだろう。"という言葉が最も自分の心に響いた。 続きを読む…
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かなで
13オスカーを失った後、生まれ変わりを待っているティナーシャが前提で、『円卓の魔女』『鳥籠の女』の二編。円卓の魔女では、ティナーシャの精霊たちも徐々にその数を減らしていて、改めて呪具となってしまった彼女の悠久の時を感じる。それでもこの話は、ラヴィニアがティナーシャに込めた『変質してもなお人と在れ』と願いに涙が溢れる。オスカーがいないからこそ心を擦り減らしていたティナーシャにとって、『人』に戻れた瞬間でもあったから。そして、『鳥籠の女』では最後の大陸へ。そこでオスカーはアーカシアとともに記憶を奪われている→続く 続きを読む…
ネタバレあり
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ゆり
13『円卓の魔女』は書き下ろし。このはるか未来において、魔女達や精霊達その他が勢揃いして共闘するとはなんとも胸が熱くなる。ティナーシャが人から外れつつあるのが痛々しく、そんな彼女に贈られた気遣いや愛情に泣けた。ラヴィニア……!ルクレツィアさんもカサンドラもツィリーも好き。そしてまた一気に時代が飛んで『鳥籠の女』はweb版既読。なかなか鬱々とした雰囲気なのはオスカーが目覚める気配がとても薄いからかな。でも魔女の塔の再現のようなラストは挿絵も込みで最高でした。そして『青の部屋』の二人の会話は何度読んでも良い。 続きを読む…
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kitten
11図書館本。アンメモ、ATEの5巻。今回は、ティナーシャがメイン。久々に登場のルクレツィアほか、魔女の面々。ティリーって誰だっけ?昔のことはおぼえてないなぁ。今回は、ティナーシャがオスカーを見つける回になるけど、結末がどうなるかのかわかっていてもハラハラするね。この作者はひとのこころがないらしいから。評価、星3。この物語もそろそろ終わりかな。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2025/01/17
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定価1485円(本体1350円+税)
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ISBN9784049161434
関連サイト
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公式サイト