
あらすじ紹介
瑠音と正式に付き合うことになった矢先、果南と肉体関係を持ってしまった。俺と果南の関係に怪しいものを感じ取った瑠音は、しかしまだ何も問い詰められずにいた。
あれから一週間。その間になんとか問題を解決するつもりだった。果南とは親友同士に戻り、瑠音とは裏表のない恋人に戻る。そのつもりだったのに。
「言ったでしょ、親友……。私はバレちゃった方が君を独り占めできて嬉しいんだよ?」
あざとくも破滅的な果南の企みの前に、事態はただただ悪くなり続ける。
そして―ー。「さよなら、ワタ」
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みんなからのレビュー
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芳樹
36主人公・宮澤と「親友」果南の生々しいやりとりを描くイントロダクションからスタートする第2弾。前回のラストシーンを読んでこれはサスペンスだと思ったけれど、官能小説を突き抜けたあげく、オカルトに行き着くという予想外の展開に呆然となりますが、それを経た「愚かな恋」の(穏便な)結末としては上々の落としどころではないかと思いました。二人の「愚か」で歪な恋の行く末が、せめて幸せに満ちていますようにと願ってやみません。怪作。 続きを読む…
ネタバレあり
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よっち
32瑠音と正式に付き合うことになった矢先、果南と肉体関係を持ってしまったワタ。あざとくも破滅的な果南の企みの前に、事態はただただ悪くなり続ける第2弾。果南との関係に怪しいものを感じつつも何も問い詰められずにいた瑠音。何とか問題を解決しようとするものの、果南に振り回され泥沼に陥っていくワタ。そこからの思わぬ展開に、明らかになっていくもうひとつの状況もあって、前半の展開を思えば一周回ってそうなっちゃったか…という結論には苦笑いするしかなかったですけど、もう少し時間を掛ければ2人の関係も落ち着いていくんですかね…。 続きを読む…
ネタバレあり
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のれん
18さてはて作者の結末はどこで決まったのだろうか。 ゲームルートのように幾つか流れを用意していたようだが、トイレ事件曝露後の展開は、結末まで一足飛するために作り上げた展開と言わざるを得ない。 そうでもしないと主人公は嫌な方向ばかり進んで破滅するぐらいしかオチがつかないということなんだろうか。 今作の男は特に性欲の収まりのつかなさにクローズアップしていた。アンサーとしてそこに囚われない、気色の悪い性欲の暴走を互いに許す関係を持ってきたのは妥当であると思うが、果南のオチが少々弱い。(1/2) 続きを読む…
ネタバレあり
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アウル
16まあ、まさにタイトル通りの内容だったなとしか言いようがない。面白い面白くないと評価できんわコレ。初っ端から果南とヤリまくっているだけで話が進んで行くし、合間に精神世界みたいなのが挟まって何とも言えんわ。最後はルインも浮気してることが発覚し、どっちもどっちで話が終わる。歪すぎる...。 続きを読む…
ネタバレあり
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真白優樹
16恆に裏切られているのでは、と瑠音が疑う中、果南との行為にのめり込まされていく今巻。―――あまりにも愚かで純粋、その恋はまだまだ。 官能からオカルトに突っ込んで、お互いの裏切りが判明してとんでもない結論を出して。まさにあまりにも愚かな恋、を二人で選んでいく巻であり、歪であっても好きなのは確かだから、と選んでいく二人の姿がいっそ清々しい巻である。選んだ思い、お互い歪だけどそれでも選んだ二人の関係。あまりにも愚かな恋、だとしてもそれを望んだ二人の未来がどうか少しでも幸せに。 うん、面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2025/02/07
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定価880円(本体800円+税)
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ISBN9784049160963