
あらすじ紹介
知らなかった。わたしたちが、神様の餌だなんて。
助けてください。わたしたちの学校の『かかり』は、いま大変なことになっています……とても理解できないことが起こっています。どうすればいいのか分かりません。
あかね小学校の『ほうかごがかり』から、『かかりのしおり』を作った者に届いた一通のメール。学校中の教室に棲む『無名不思議』と呼ばれる名前のない異常存在を観察し、その正体を記録するために集められた少年少女たちは、一人また一人、その命を『ほうかご』の暗闇に消していく。
三本足の人形、メリーさん……。これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。
鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、開幕。
★宝島社刊「このライトノベルがすごい! 2025」総合新作部門七位(文庫部門12位)
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みんなからのレビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
55新章は啓君達の地獄が如何に恵まれていたかを思い知らされる所から始まります。地獄に優劣があったなんて知りたくなかったよ・・・(泣)それでも情報がほとんどない、手探り状態の中、(初日以外の)数ヶ月間、誰も死なずにやってこれたのは子供たちの卓越したチームワークのおかげだろう。だからこそ、怪異達もなりふり構っていられなかったのが察せられるのもまた、エグいのですが・・・。相変わらずの「意味が分かると怖い扉絵」、「外や夜には見れない挿画」も健在です。特に砂の場面は映画『スパイダーマン3』を思い出して中和するしか無理! 続きを読む…
ネタバレあり
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オセロ
51新章開幕。 めちゃくちゃ面白いけど怖すぎる…。 学校が変わっても「無名不思議」の恐ろしさは変わらない。悪化の一途を辿る状況を何とかしようとするリーダー的存在の華菜の助けに応えた彼。力強い味方を得た少年少女の運命は?そして衝撃のラストが意味するものとは?続きが待ちきれない。 続きを読む…
ネタバレあり
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よっち
32あかね小学校の『ほうかごがかり』に任命され、化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの生き残りを懸けた戦いの記録を描く第2部第1弾。あかね小学校の『ほうかごがかり』から『かかりのしおり』を作った者に届いた1通のメール。三本足の人形、メリーさん…一人また一人と『ほうかご』の暗闇に消していく少年少女たち。学校の統廃合もあってノウハウもない中、いきなり犠牲者が生まれてしまうところから始まる異常な展開でしたけど、化け物たち相手に無力な彼らの前に現れた啓が光明となるのか…今後の展開が気になるところです。 続きを読む…
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雨
24新しい学校でのほうかごがかり。今回は死ぬペースが早い。 前巻から引き続き出てきているということは啓は生き残ったという訳ね。 続きを読む…
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冬野
24シリーズ第四弾にして新章開幕。前巻から数年後、今回の小学校は新しくて綺麗。でもかかりは無慈悲に選ばれていて…。序盤から飛ばしすぎでは!?挿し絵の怖さが冴えていた。かかりの皆が話し合った上でより悪い選択をするのを見てるしかない読者の無力さ、やるせなさ。砂が怖いと初めて思った。最後のこれ、どういう意味を持つのか分からないけど良い兆候のはずがないよな。他のかかりにも色々事情がありそうだし、何が起こってるんだろう厭だな怖いな…。前章の彼が合流して状況は改善するのだろうか?次の巻を震えながら待ちます。星:4.5/5 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2025/02/07
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784049158502