隣のゴリラに恋してる
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隣のゴリラに恋してる

――どうやら俺は、隣の席のゴリラに恋をしかけている。
上月司 (著者) / がんこchan (イラスト)
シリーズ:隣のゴリラに恋してる(電撃文庫)

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あらすじ紹介

 “異性が動物に見える”という呪いを受けている俺だが、もしかしたら隣の席の“ゴリラ”に恋をしているかもしれない。筋骨隆々、ごわごわした体毛、彫りが深く逞しいお顔――恋をする相手としては文字通り人間離れしすぎているが、声としぐさ、会話による反応は完全にクールな女の子だ。そんなゴリラさんと日々仲良く(?)絡んでいると、やはり惹かれていることを自覚してきて……でも一番大事な解呪方法が一向に見つからない!
 そんなある日、男子用の制服を着た一つ先輩の“ネコ”が現れて――
「ボクは知っているのよ――この呪いを解く方法を」
 これは呪いで彩られた俺とゴリラのなんでもない日常の物語。

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みんなからのレビュー

  • よっち

    異性が動物に見える呪いを抱える高校生・斉木浩太が、ゴリラにしか見えない隣の席の強羅里穂をだんだん意識するようになってゆく青春ラブコメ。呪いのせいで異性を恋愛相手として見れなかった浩太が、遠慮のないやりとりを積み重ねていくクールな里穂を、外見に関係なく意識していく展開で、そこから男子用の制服を着たネコにしか見えない先輩・三戸来那に出会ったことで転機を迎えて、来那に教えてもらった解呪方法を試行錯誤する中で希望も見えてきて、これから里穂との関係はどう変わっていくのか、先輩を含めて呪いを解呪できるのか続巻に期待。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • わたー

    ★★★☆☆惜しい。実に惜しい作品。タイトルのインパクトで購入を決めた1冊だったが、その奇抜さから想像し求めていたものとお出しされたものが微妙にずれていたように思う。先祖の受けた理不尽な呪いによって、異性の素肌が露出している部分が全て動物に見えている主人公。そのせいで碌に誰かに恋愛感情を抱くことのなかった彼であったが、ふとした瞬間に、隣の席のカッコいい系運動部女子に胸の高鳴りを覚えるようになる。もしかしてこれが恋?だが彼女のことはゴリラ…それもニシローランドゴリラにしか見えていなかった、と始まるラブコメ。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    本作の欠点はゴリラのイラストがなかった点である。もちろんゴリラが澄ましたクール美少女の仕草してたら、どんな描写でもギャグにしかならない。 でもその姿を隠して、どんな顔なんだろうと想像しながら、仕草と声と性格と……といった彼女の要素から少年は恋したのだろう。『美女と野獣』で野獣がもとに戻ることを美女は知らなかった。それでも野獣の顔に惚れたのではなく、それ以外の要素から恋に落ちたのだ。(1/2) 続きを読む…

    ネタバレあり
  • alleine05

    まあまあ。文章は読みやすいし、主人公もヒロインもなかなか魅力的だった。というかこの主人公、下手したらチャラ男みたいに思われそうなぐらい女の子に対する距離感が物怖じが無くて、だけど下心がまったく無いからきっちり好感が持てるというそんなキャラだったのがなんだか新鮮だった。しかし小さな不満点もいくつか。第一に終盤の展開、激難の呪いのことをどう信じてもらうのかという問題を、単にヒロインがいい子だから信じて受け入れてくれましたという流れは少々芸がないのではないかと。第二に中盤はごっさんよりもトラ先輩の方が 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    ご先祖がかけられた呪いのせいで異性が動物に見えてしまう少年が、高校入学時にゴリラ、に見える少女と隣同士となり始まる物語。―――真っ直ぐに恋をしたい、だからこそ。 動物相手に流石に恋愛は出来ぬ、という呪いが邪魔をする中、少女と打てば響く会話劇の中で少しずつ仲良くなっていくラブコメであり、割と真っ直ぐに面白い物語である。始まったばかりの関係性、光明は見えたけれども道は遠く。果たして少年は、呪いを解いてきちんと恋愛できるのか。この先、どんなイベントが彼らを待っているのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2025/03/07
  • 定価
    748円(本体680円+税)
  • ISBN
    9784049154436

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