あらすじ紹介
南部戦線での快進撃により、オースティン軍はサバト軍を国境のタール川の向こうへと撤退させる。しかし大雪によって戦線は膠着、川を挟んでの長い睨み合いが続いていた。そんな中南部軍に合流したトウリは若き天才参謀ベルン・ヴァロウと出会う。彼の異様な雰囲気に恐怖を覚えるトウリだったが、ベルンは逆にトウリを気に入り、とある任務を依頼してくる。それは捕虜の女性レミの話し相手になってほしいというものだった。不信感を抱きながらも、レミが平和を願っていることを知り心を通わせるトウリ。だがそれはベルンが画策する「サバト崩し」のための布石に過ぎなかった――。
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みんなからのレビュー
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よっち
22南部戦線での快進撃により、サバト軍を国境のタール川の向こうへと撤退させたオースティン軍。一方、トウリ《過去》とセドル《現在》二つの運命がついに交錯する第4弾。出会った若き天才参謀ベルンの異様な雰囲気に恐怖を覚えるトウリが託された任務。ベルンが画策するサバト崩しから、予期せぬ事態が重なった末に陥ったトウリたちの窮地。英断が厳しい状況を変えることはあっても、誰しも対応できる限界はあって、ここでFPSの知識が活きるとは思いませんでしたけど、この結末は来るものがありますよ…現在のこの終わり方は気になるところです。 続きを読む…
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のれん
10ロドリーという少年の中の少年。好青年に一歩足りない少年。男性としては、これぐらいの男に女性が惚れてくれると願望を持ちたくなる。 少し抜けてて、見栄を張りまくってて、それでいてそばにいてほしいときに何も聞かず隣にいてくれる。 TSという設定がどう活きているかは分からないが、男性の気持ちを理解できるトウリがロドリーと結婚したことに今作のタイトルが一つ回収できたとすら思える。 まぁ3巻あたりからロドリーは普通に嫁さんできてもおかしくないぐらいカッコよくなったけど。(1/2) 続きを読む…
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fortissimo1997
2戦場の狂気に翻弄され、またもこれまでの戦友がどんどん斃れて行く。トウリ視点で描かれていればロドリーの最期のシーンあたりで完結か?(綺麗な最終回だった)と思う内容でしたが、セドル視点でここで終わってしまうと困惑してしまう内容ですね。日記の続きもあるということなので、まだ暫く戦時と現在の視点を行き来する流れが続くと思うのですが、現在の方が緊迫してきているのでそちらも目が離せなくなってきています。 続きを読む…
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hiranovels
1つぎラノ首位だったんで読み始めましたがガッツリハマってます、そして、前も言ったけどホントにビックリするくらいに簡単に人が死んでいく。 続きを読む…
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あさい
1Web版既読。Web版の北部決戦編を収録。Web版はトウリの独白を取っているが、書籍版は日記という形式のため一部は現代編の記事の寄稿という形をとって組み替えている。北部決戦のアリア大尉の最期も泣くしかないし、シルフのせいでトウリが献策してガーバック小隊時代からの戦友がほぼ囮として倒れつつ国を救い倒れるトウリの話は書籍版でも泣く。現代のセドルくんの話は書き下ろしだがいきなりクライマックス。トウリに似た女性は誰だ。しかしトウリをセドルが思い出せなくてトラウマになってるし、開拓村でなんかあったのか…?5巻楽しみ 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/11/29
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784047381247