
異世界リーマン、勇者パーティーに入る
勇者――魔王を討つべく立ち上がった神の使途。彼の仲間もまた実力者揃いだ。戦士、魔法使い、僧侶、“営業のハヤシ”。「エイギョウのハヤシって誰!?」これは勇者が異世界人・ハヤシと共に魔王を倒すまでの物語。
岡崎マサムネ
(著)
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てつぶた
(イラスト)
シリーズ:異世界リーマン(ガガガ文庫)
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あらすじ紹介
営業のハヤシが、異世界を救う!?
勇者――伝説の剣を抜き、魔王を倒すべく立ち上がった神の使途。そんな彼を支えるため、王に選ばれし仲間もまた、実力者揃いだ。戦士、魔法使い、僧侶、そして“営業のハヤシ”。「え、何、エイギョウのハヤシって誰!?」「わたくしこういうものでして。いつもお世話になっております~」「お世話してない! 初対面!!」前髪を七三でぴっちり分け、黒い衣服に身を包んだうさんくさい笑顔の彼に、驚きを隠せない勇者・アレク。これは、勇者一行が魔王を討伐するまでの日々を描いた、笑いあり、涙あり、営業のハヤシありの英雄譚。
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みんなからのレビュー
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Koning
38丁度平成初期の24時間戦えますか?ビジネスマーンビジネスマーン、ジャパニーズビジネスマーン♪なアレを今どきブラック社畜に添加して、ファンタジー世界の勇者パーティーにぶち込んでみました。というコメディ。ネットの都市伝説的あれこれが散りばめられた感じなので、大手より下請け営業マンなんかは笑えない事もあるんじゃなかろうか?と勝手に思うアレコレ。 続きを読む…
ネタバレあり
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よっち
28魔王を倒すべく立ち上がった勇者を支えるため、王に選ばれた戦士、魔法使い、僧侶、そして営業のハヤシ。異世界からやってきた彼が勇者パーティを救う英雄譚。黒服のうさんくさい笑顔の一方で、ステータスはごく一般人のハヤシ。最初はパーティーに必要なのか懐疑的だった仲間たちも、ブラック企業で鍛えられた観察眼や、エルフや冒険者に否定的な村人、挙句の果てにはドラゴンまで懐柔してしまう巧みな交渉術ですぐになくてはならない存在になっていって、目立たないハヤシの縁の下の力持ち的な頑張りを素直に認められる勇者たちも良かったですね。 続きを読む…
ネタバレあり
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わたー
26★★★★☆面白かった。魔王を討伐する勇者PTとして選ばれたのは、勇者、戦士、魔法使い、僧侶、そして営業のハヤシ。営業のハヤシ?オーソドックスなパーティーに、現代日本から異世界転移してきた営業職のサラリーマンが加わるという風変わりな冒険譚。確かに、勇者のパーティーに商人が加わる作品があるのは知っているが、ブラック企業の社畜リーマンが加わるのは聞いたことがない。出オチ感すら漂う導入で若干の不安はあったものの、「営業のハヤシ」という飛び道具に頼り切りではない、ちゃんと地に足のついた物語になっていたのは良かった。 続きを読む…
ネタバレあり
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サケ太
13読んでて涙が出た。ブラック企業に勤めた、営業が異世界で地味な活躍。確かに助かる存在として陰で勇者パーティーを支え続ける。そして、彼の価値を理解し、素直に賞賛するパーティーらの姿に感激する。 続きを読む…
ネタバレあり
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真白優樹
11伝説の聖剣を抜き修行を十年、魔王討伐に向かう勇者の元に異世界の営業マンがやってきて始まる物語。―――整えて働く縁の下、それは足りぬ大切なもの。 営業マンのスキルと社会人としての力に縁の下を支えられつつ時に漏れ聞こえる異世界の常識にドン引きしたりする物語であり、中々自分を評価しない彼にきちんとありがとうと、手を差し伸べると言う一種の優しさが笑いの中で光っている物語である。始まったばかりの旅、無くてはならぬ裏方な彼。果たして支えられて進む旅は魔王討伐に繋がるのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/12/18
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定価836円(本体760円+税)
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ISBN9784094532210