プロジェクト・ニル 灰に呑まれた世界の終わり、或いは少女を救う物語
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プロジェクト・ニル 灰に呑まれた世界の終わり、或いは少女を救う物語

GA文庫大賞《銀賞》受賞! 壮大なスケールで描かれるSFファンタジー!!
畑 リンタロウ (著者) / fixro2n (イラストレーター)
シリーズ:「プロジェクト・ニル」シリーズ(GA文庫)

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あらすじ紹介

初回生産分限定! イラストレーター描き下ろしリバーシブルカバー仕様!!

――それは、世界を存続させるための計画。
少女は、失敗作だった。

三百年前、世界は灰に呑まれた。人類に残された土地はわずか一割。徐々に滅亡へと向かう中、それでも人々は平穏に暮らしていた。その平穏が、少女たちの犠牲の上に成り立っていることから目を背けながら。
第六都市に住む技師・マガミはある日、墜落しかけていた謎の飛行艇を助ける。そこで出会った少女・ニルと共に、成り行きで飛行艇に乗って働くことになるのだが、彼女が世界を支える古代技術〝アマデウス機構〟を動かしている存在だと知る。
ニルと過ごすうち、戦い続けている彼女が抱く秘密に気付き――。
「マガミ。君がいてくれれば大丈夫」
これは、終わる世界に抗う少女を救う物語。

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みんなからのレビュー

  • オセロ

    粗いところはたしかにあるけれど、それ以上に熱量を感じた。 この作品の魅力は何と言っても緻密に練られた世界観と構成。その中でニルが背負う過酷な現実、マガミに秘められた真実。運命に立ち向かうべく人類の敵に立ち向かう展開は熱かっただけに、敵の強さが想像しづらいのが残念でならない。どうしても名前から実在する動物を想像してしまう。 他にも勿体ないな…と思うところはあるけれど、充分な面白さ。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    三百年前、灰に呑まれた世界。第六都市に住み墜落しかけていた謎の飛行艇を助けた技師マガミが、出会った少女ニルに気に入られ一緒に飛行船に乗り込むSFファンタジー。上陸協定を結んでいない飛行艇を助けたことで、追放処分を食らったマガミ。半ば強引に誘われ飛行艇の一員として働くことになり、ニルと過ごす中で少しずつ気づいていく、世界を支える古代技術アマデウス機構を動かす存在として戦い続ける彼女の特異性。けれどマガミとの出会いが孤独だったニルを少しずつ変えていって、2人で閉塞した未来を切り開く結末はなかなか良かったです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    キャラの過去の掘り下げがゆっくりで、流れは王道なんだが少し混乱する。主人公の過去を知っているなら、少女の最初の言動は何だったのか、とかシーンごとのつながりに微妙に引っかかりを覚える。 しかし描写は分かりやすく、空中戦闘などは丁寧な文章だった。 また挿絵もかなりレベルが高くて白黒なのに濃淡の表現が良い。外野とはいえ金髪美人と称される副長描かす、オッサン艦長だけ描くのも面白い。 単巻で終わっても良い感じだが、人造生命の生死もテーマに入るなら、彼女たちの短命(またはその克服)まで物語も読んでみたい。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    三百年前、超微粒子の集合体である灰に呑みこまれた世界で、地上都市の作業員の少年が飛行艇の操縦士である少女に出会い始まる物語。―――蒼空駆けて絆を結び、大いなる勇魚を討て。 硬派で中々に奥深いSFな世界観の中、格好いい大人達と頑張る子供達が魅力を持っており、運命共同体である二人が絆を取り戻していく物語であり、とても読み応えがあって面白い物語である。果たして、この世界の行く末とは。灰の奥底、何者かが胎動する中、船を失った二人は、また空へと羽ばたく時が来るのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 尚侍

    とっても面白かった。GA文庫というよりもガガガ文庫のような読み味でしたが、人類にとって環境悪化が進んだやや暗めの世界観をよく表現できていたと思います。脇役陣の動きも良く船全体がチームとして動いているので、必ずしも主人公とヒロインだけで物語が進むわけではないのもいいですね。まだまだ語られていないことが多く物語は序盤といったところですが、主人公とヒロインの関係性がいいので、今後うまく二人の能力値が底上げされればさらに面白くなりそうです。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2025/01/12
  • 定価
    770円(本体700円+税)
  • ISBN
    9784815628277

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