あらすじ紹介
人間と魔族が共に暮らし始めるも、なお絶えない両族間の事件にあたる《特務隊》。
ある夜、事件現場に駆けつけた剣士の隊員・リンが目にしたのは――血濡れた可憐な吸血姫・ラヴィアと、特務隊員の首なし死体だった。
リンは現場証拠からラヴィアに犯行は不可能と考えるも、彼女は唯一の容疑者にして上級魔族の吸血鬼。
ラヴィア確保を主張する隊長を説得するため、リンはラヴィアと「自分以外の人間の血を吸わない契約」を結ぶ!
行く当てのないラヴィアを住まいに招き、真犯人を捜すために始まった同棲生活。
事件の謎を解きながら、血と情が溶け合う日常は、次第に種族を超えた絆を深めていく――。
★『誰が勇者を殺したか』駄犬、驚嘆!!
------
幻想と謎に満ちた、蠱惑的な物語。
その手があったかと驚嘆し、美しくも淫靡な描写に心が揺れる。
こっそりと覗くように読んで欲しい。
------
みんなのデータ
-
0評価する
-
9読みたい
みんなからのレビュー
-
オセロ
39面白かったですね。種族の特徴を活かしたライトミステリーで、分かりやすいところも気付きづらいところもある伏線を丁寧に回収していき、事件の全貌を明らかにしていくのは心地よい。バディものの良さも堪能出来ましたが、個人的には百合じゃない方が良かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
22人間と魔族が共に暮らし始めた街で、両族間の事件にあたる《特務隊》。隊員の首無し死体が見つかり、容疑者とされた吸血姫ラヴィアが女剣士リンと挑む謎解きファンタジー。リンは現場証拠からラヴィアの犯行ではないと感じて、隊長を説得するために彼女と自分以外の血を吸わない契約を結び、共に事件解決に挑む展開で、視点が変わるたびに事件は様相を変えていって、浮かび上がる怪しい容疑者を追い、明らかにされる真の黒幕にはやはり…と思いましたけど、厳しい戦いを強いられる中でも、それまで積み重ねて深まっていた2人の絆が効いていました。 続きを読む…
ネタバレあり -
和尚
17面白かったです。 舞台は人間と魔族の争いの後、共に両種族が暮らし始めた街。問題が起きないはずもなく、両種族の問題を解決するべく設立された特務隊の人間リンは、ある時隊員の首なし死体を見つけて、第一容疑者となる吸血姫ラヴィアに出会い物語が始まります。 百合、異種族が上手くミステリーに使われていて、なるほどライトノベルミステリーとして、入門としてとっつき易い物語だと思いました。それぞれの心情や距離感も、積み重ねていく関係性を描かれ、バトル要素もあって盛り沢山で良かったですね。 ↓↓ 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
13勇者が魔王を討伐し魔族が人間の支配下に入った世界で、吸血鬼の少女と剣士の女が事件現場で出会い始まる物語。―――溶け合う絆、真実の先の悪を討て。 ヒントは存分に明示されるので読者でも推理できるミステリが繰り広げられる中、出会い、種族の壁を越え絆を深めていく二人の百合が甘い物語であり、まるで溶け合う様に深まる思いで悪を討つ、そんな面白さがある物語である。不条理な真実、それは受け入れがたきもの。それが示されても、これからも二人の絆は続く。果たして異形が根付くこの世界の行方とは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
翡翠
11種族の特性を活かしたミステリーで面白かった!百合も尊きで血と情が溶け合い深まっていくのが良かったです。あえて言うなら電子なので画像に文字は読みづらかった。 魔王が勇者に討伐されて人間と魔族を共存し始めるも溝は埋まらない。人間と魔族が共に暮らす街で大きな事件が起きて女剣士と吸血姫が挑む百合ライトミステリー。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2024/11/29
-
定価748円(本体680円+税)
-
ISBN9784041157398