
あらすじ紹介
夜陰に紛れるその怪異の正体は、天女か鬼か
三鏡高校怪異研究会に居つく美しい怨霊「まきなさん」に導かれ、とある事件をきっかけに研究会に所属することとなった諒介。
そんな諒介の元に舞い込んだ新たな調査依頼。それは、ある温泉郷に残る伝説『天女と山姫』の関与が疑われる惨殺事件だった。
人智を超えた伝説の怪異の正体を暴くべく温泉郷へと赴く諒介たち。その前に立ちはだかったのは、般若面に着物を纏う、妖しくも美しい怪異だった――。自称正義の美少女怨霊と共に怪異に挑む青春オカルトミステリー、第二幕。
みんなからのレビュー
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オセロ
41待望のシリーズ続刊は温泉街に現れた凶悪な怪異・山姫が起こした殺人事件を巡る物語。依頼主の神浦珊瑚、神浦家と複雑な関係のイレアナさん、そして伝承などから事件の真相に近づいていく展開はワクワクしましたし、終盤のハラハラ展開は堪らないけれど、ちょっとごちゃごちゃしてたかな。とは言え様々な要素が入り乱れる展開は読み応え抜群でした。ただ、個人的には前巻のような連鎖短編集の方が好み。 続きを読む…
ネタバレあり
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よっち
28三鏡高校怪異研究会に居つく美しい怨霊「まきなさん」に導かれ、研究会に所属することとなった諒介。そんな彼の元に新たな調査依頼が舞い込む第2弾。惨殺事件への関与が疑われる温泉郷に残る伝説の山姫。人智を超えた伝説の怪異の正体を暴くべく、温泉郷へと赴いた諒介たちの前に立ちはだかる般若面に着物を纏う妖しく美しい怪異。その正体に対して様々な疑惑が積み重なっていく中で、見えていた構図も二転三転していきましたが、過去の因縁に決着をつけた先に紡がれた縁があって、何より諒介を心配する妹・明日香との関係も微笑ましかったですね。 続きを読む…
ネタバレあり
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芳樹
27【BW】石川県のとある温泉郷に残る『天女と山姫』伝説に纏わる事件に、三鏡高校怪異研究会の諒介たちが、オカルト面だけでなく「リアルな悪意」に巻き込まれていき…という劇場映画を観ているような躍動感溢れる展開の今回で実に楽しく読ませて頂きました。前回に引き続き「怪異」もさることながら、怪異に操られる「人間」の恐ろしさがこれでもかと伝わってきてゾクゾクしましたね。今後の展開が楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり
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燃え尽きタコ
20前巻ラストで感じた主人公兄妹に対する不穏感は特に増すことも描かれることもなく、良い感じに善良な主人公とブラコン妹でしたね。なお主人公は自分のアレなとこに自覚を持った模様。 ヒロインたちが皆かわいい。珊瑚ちゃんの家族に対する後悔はちょっと刺さった。天女の正体は結構予想外、このキャラデザで吸血鬼は強い。 ただ、そろそろ主人公の特異性か出来る事増えないと、純粋な善性での活躍だけだと薄くなってきた感。 続きを読む…
ネタバレあり
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真白優樹
14天女と鬼女の伝説が残る温泉郷で発生した殺人事件捜査の為に泊りがけで向かう今巻。―――舞うは天女か鬼か、それとも怪異か人間か。 前巻と比べてバトル多め、幾多の激突の先に諒介が怪異研究会に留まる意味を問われる巻であり、前巻の謎は一旦放置し怪異関係の世界観を広げる巻である。温泉郷に廻った怪異の、家族の想い。その先に見つける一先ずの理由。果たして、希那子の相棒が板についてきた諒介はどんな事件に立ち向かうのか。前巻でちらついた謎は、次巻以降で語られる事になるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/11/01
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784798636696