
あらすじ紹介
死闘の果てに、悲願の一つを叶えた伽羅森は、高校生という日常へと戻る。魔剣ティルフィングに呪われている状況は変わらないが、彼はどこか燃え尽きたような日々を過ごしていた。
そんな中、日継との新たな任務で出会った一人の少女、独部由良。彼女は「普通の人間には視認できない」歪みを抱えた少女で……。
「私、このメンバーで、バンドをやりたい!」
誰からも認識されない彼女の切なる願いを叶えるために、協力を始める伽羅森やアーカイブたちだったがーー。
「私は……何をすれば良いのでしょうか」「何をしたっていいんだよ、もう」
『自由』を叫ぶための蒼い戦い。その咆哮は、どこに響くーー。
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みんなからのレビュー
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よっち
25死闘の果てに悲願の一つを叶え、高校生という日常へと戻った伽羅森。どこか燃え尽きたような日々を過ごす彼が、日継との新たな任務で独部由良と出会う第2弾。普通の人間には視認できない歪みを抱える孤独な独部。彼女のバンドをやりたい切なる願いを叶えるために、協力を始める伽羅森やアーカイブたち。伽羅森に恩義を感じるアーカイブの斜め上の行動には笑いましたけど、様々な出来事や過去を描くことで歪みを修正することの意味や恐ろしさを浮き彫りにする中で、それでも彼女のために奔走する伽羅森たちがもたらした結末はなかなか良かったです。 続きを読む…
ネタバレあり
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のれん
18凄い設定が整理されてビックリした。観測と認識で能力が規定され、人々は薄っすら伝える噂にこそ真実があるっていう考えがもう『ブギーポップ』とか『月姫』感がある。で、女性キャラは『ストブラ』を想起させる積極性と。これは電撃文庫は20年の伝統をまだまだ続ける気があるぞと宣言されているような気さえする。 1巻で昇華されてしまった感覚を補填すべく、丁寧に補正したおかげで上記の感覚が生まれてしまったのかもしれないが、何にせよこの感覚はラノベ読みを続けるオッサンには心地よいものであるはずだ。 続きを読む…
ネタバレあり
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ぽ た く
7読了。1巻に比べて全体的に読みやすくなった...ほんとに1巻なんだったんだ?ってぐらい。これを最初からやってくれっていうのはまた違うやろうがいやはや充分面白い異能バトルに仕上がったと思われ。終盤にサード引っ張ってきたのは嬉しいわ、1巻での白い風が嵐となって再度登場するのアツすぎ。シンプルな能力だけならサードはチート並の実力と硬さあるしなぁ 続きを読む…
ネタバレあり
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みやしん
6小生はスニーカー文庫やファンタジア文庫の黎明期からラノベを読み続けているいい歳したおじさんだが、ロボットや異世界転生こそないものの、血湧き肉躍る異能思春期バトルの文章化というライトノベルの良さが詰まった作品だと思った。主人公のヒロインのライバルの今巻の主役の大掛かりな組織の苦悩それぞれの領分に限りがある采配が胸にくる。戸籍名「嗚呼界武」には笑わせてもらった。 続きを読む…
ネタバレあり
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ARI
6いやぁ、すっごく良かった! 1巻は物語としては異能バトル中心だったけど、その中で普通でない少年少女たちの想いを上手く描いていた印象でしたが、2巻は学校生活や日常を描くことでこれを更に強化していた感じですよね。すなわち本作の主題が、歪理物というものに人生を歪められた、あるいはそういう存在として生まれついてしまった子どもたちが、その不自由の中でそれでも普通に人らしく生きたいという希望と願いにあるんだと1巻2巻合わせて確立してきたのではないかと。今回は、他人から存在を認識されない少女・独部由良と出会い、 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/11/08
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定価880円(本体800円+税)
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ISBN9784049158045