あらすじ紹介
レオンハルトとの婚約と、ワグナー家の当主としての叙爵が決まったリディ。婚約者でありながら引き続き雇い主と侍女という二人の距離はなかなか縮まらないが、夜会で出会ったレオンハルトの従妹・エステルの登場で、リディの心は揺れる。彼女には、レオンハルトからの恋心を素直に受け止められない事情があった。
王都では、怪しい媚薬や美術品の贋作を扱う悪徳商人の暗躍が噂されるなか、リディはとある無名の画家が遺した絵画に価値を見出し、その謎と向き合うことに。
機転と審美眼で自らの未来を切り開く派遣侍女が、最後につかみ取る幸福とは――!?
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nishiyan
6レオンハルトの元で働くようになって一年が経過し、女男爵の叙爵とともに彼との婚約が決まったリディ。王都を騒がせる媚薬と美術品の贋作を巡る騒動に巻き込まれる本巻。一年の時の流れかレオを意識するようになったり、レオの従妹エステルの登場に胸騒ぎを覚えたりしつつも、真贋を見抜く才を発揮するリディが楽しい。ただリディが絵画の贋作を巡る大詰めの場面で不用意な発言というか願望を口にしてしまう姿には閉口してしまったがエステルの今後を後押しする面倒見の良さを見せたのはよかったかなと。賑やかなハッピーエンドとなったのも良き。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/09/17
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定価1540円(本体1400円+税)
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ISBN9784049158311