あらすじ紹介
バルディウムに現れた連続殺人鬼・ウィスパー。ロンズデーが過去に逮捕したはずの男。復讐に来たというそれは『宝石』と『魔犬』、2人が《アンロウ》となった事件と向き合うときを意味していた。
同じ頃、見た者は心神喪失となる怪異・泣き女の噂。クラレスが連れ込んできたとある女生徒が口にしたのは、かつてシズクが自殺に追い込んでしまったたった一人の親友の名で――。
人間らしさと一緒に捨てたはずの過去が、重く交錯し潰し合う。いまだに忘れられない自らに嫌悪しながら、愚者たちはその心――《アンロウ》を燃やし続ける。
みんなからのレビュー
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よっち
31バルディウムに現れた連続殺人鬼・ウィスパー。ロンズデーが過去に逮捕したはずの男が復讐にやってくる第2弾。エルとロンズデーの2人が《アンロウ》となったきっかけでもある連続殺人鬼ウィスパーの事件。一方、見た者は心神喪失となる怪異・泣き女の噂に、クラレスが連れ込んできた女生徒が口にするかつてシズクが自殺に追い込んでしまったたった一人の親友。人間らしさと一緒に捨てたはずの過去の因縁にそれぞれが向き合ってゆく展開でしたけど、最後で明らかになったアイリスの意外な関係性も、今後の展開に向けて波紋を投げかけそうですね…。 続きを読む…
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のれん
19前作主人公とヒロインたちとのつながりの変化が描かれていないと思ったが、キャラ関係の変化はヒロイン同士でやるのは予想外だった。てか、因縁ありすぎやん。これで互いにほぼ面識なしという設定はもったいない気さえする。そして、かつての居場所から排斥され絶望していた少女たちをどうやって主人公が救ったのかがイマイチ不明のまま。会話しながら女性の髪をすく、ねっとり描写はあるのに(笑) 主人公との関係からキャラが説明されているのに、肝心の主人公が描かれないのは、プレイヤー=主人公のソシャゲとかに近いものがある。(1/2) 続きを読む…
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椎名
13ヒロインを二組に分けての二部構成は予想外。だからこそ見れた面やまだ平凡な人間だった過去のあれそれは出てきたものの、自分としてはどこまでもノーマンを中心とした取り巻きの女たち四人という図を見たかったこともあり少し好みとズレてしまった。しかし「忘れちゃった」なんかはあからさまに伏線で、今回明かされた過去の関係も含めて今度こそノーマン回がくるのではという期待もある。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
12探偵事務所を開設し一月、かつてロンズデーが捕まえた死刑囚が脱獄し、シズクの亡くした親友が幽霊となって現れる今巻。―――彼無しで絡まり合う思い、重ね討つは殺しに来る相手。 ロンズデーとエル、シズクとクラレスでコンビを組んで人間時代の因縁に立ち向かう巻であり、バトルアクション大盛り、協力攻撃ありの、熱さ溢れていく巻である。少しずつ明かされるのは政府の思惑、その傍にあるのはアイリスの想い。そこに仄めかされるのはノーマンの過去。果たしてまだバケモノではなかった彼の過去は、いつか絡むのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
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リク@ぼっち党員
11前回よりもかなり読みやすかった気がする。四人の『アンロウ』を半分に分けてバディを組んだことで人となりを知ることができたし、根本を知ることにも繋がる良い手だったのでは。ノーマンなしでここまでコミュニケーションが取れるのはかなり意外だったけど。ストーリーも合わせて、元人間である部分が垣間見えた。ただ相互理解で強くなれればいいけど、我が強い面々なので馴れ合いが弱さに転がる可能性もあるしどうなるのか。しかしノーマンは何者? そして何が目的? 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/10/10
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定価814円(本体740円+税)
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ISBN9784049159790