あらすじ紹介
「有希は……俺の、実の妹だよ」夜の公園で行われた、政近の思いもよらぬ告白。
妹を犠牲に生きてきた、と自己否定する姿に見兼ねたアリサは政近の手を引き、病に伏したという有希の下へと向かう!
アリサに勇気をもらった政近は、遂に母と、そして祖父と対峙する。迷いながらも前に進もうとする政近。
一方で、政近の事情を知ったアリサもまた迷いを抱き……二人が遂に決断を下した時、アリサは"はじめて"周防有希と対話する。
「ああ、いらっしゃいアーリャさん。来てくださったんですね」
情愛、覚悟、そして恋心。感情が交錯する3人の行方は!? 大人気青春ラブコメ、全ての妹ファンに捧げる第9巻!!
みんなのデータ
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みんなからのレビュー
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芳樹
34政近と有希、母、そして祖父という周防家との関係性の変革を描く第9巻ですが、自分はこの物語全体の『転』が来て、その着地点が見えてきたように感じました。今回のテーマの一つは「家族」のあり方でシリアスな話題がメインを占めますが、有希が政近の実妹と知ったアーリャさんの「恋愛脳」的なお話が固い雰囲気を中和してくれて、バランス良く進むのが巧いなと思います。それにしても政近の祖父の不器用なことよ…。祖父の苛烈さはともかくとして、不器用という点では政近は祖父に似ているのでは…?今後の展開が楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
なっぱaaua
30アーリャに有希が政近の妹とバレたのだが、何がきっかけに二人の仲が進展するかは分からない。ここでの政近は普段の冷静さを欠き有希にも激怒される始末。お互い分かっているのだよ。逸聞で爺様がなんであんな性格なのかが明かされて人間味を感じるではないか。そして九条家も知ってた。それでも相方を選んだ英断は誇っても良いと思うぞ。運命は残酷だけど、有希と政近にその想いは引き継がれた訳で。乃々亜の動きはちょっぴり不穏だけど、有希も政近もアーリャも何だかんだで生徒会選挙をなんとかしそうだよね。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
28夜の公園で行われた、政近からアリサへの思いもよらぬ告白。自己否定する姿に見兼ねたアリサは政近の手を引き周防家へと向かう第9弾。アリサに勇気をもらい、遂に母とそして祖父と対峙する。迷いながらも前に進む政近。一方で、政近の事情を知り迷いを抱きながらも周防有希と向き合うアリサ。いろいろと事態が動く中で政近とアリサもいろいろ揺さぶられる展開でしたけど、ちょくちょく暗躍している乃々亜の動きが気になりますね…母性愛が溢れすぎてるマーリャさんも。アリサの母と祖父の関係も気になるところですが、これからの展開が楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
12アニメのちからってすげー! 注目度を爆上げしたり、原作者を多忙に追いやったり、化物を生み出したり。アリサのおかげで周防家に足を踏み入れる覚悟を決めた政近。そして周防家に起こった確執と信念が明らかに。代々不器用な血筋っていうのはよくわかったし、出会いに恵まれているのもよくわかった。政近も色んな人の手助けがあってたどり着けたわけだし、間違いなく血を引いてるよ。そして有希にも転機。彼女も成長してるな。これで政近周りの関係が更に激しくなりそうだが、どうなるのか。…本気の彼女が全てを破壊しかねないとも思ってるけど。 続きを読む…
ネタバレあり -
八岐
11★★★★ アーリャさんが完全に恋愛脳のボケナス娘と化していて、自分の恋心を自覚しただけで頭の中が一面お花畑のこの有り様って、じゃあここから恋が実ったりしたらどうなるんだ? 有希との対決があるやと思ったらそれは次回。今回は周防家の人々のこれ独り善がりというか自己完結性が詳らかにされる話でしたねえ。特に政近、自分の何もかもを間違えたとのたうち回っている割に、自分の考えに一切疑念を持たずに正しいと思ってるあたり、これ根治不可能な生来不変の宿痾なんじゃなかろうか。それを指摘できるとこ、アーリャポイント高いぞこれ 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/08/30
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784041148310
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