
あらすじ紹介
調和の派閥のシロトから、禁忌の学問「造魔学」の共同実験に誘われたクノン。だがその前に、後輩セララフィラの金策と進級用の単位取得、二つの課題が立ちはだかる。
そこでクノンはそれを同時に解決すべく、新魔道具の開発に着手。魔力を流すだけで家が建つ――魔建具と命名されたその発明は、予想を上回る大型契約へと繋がって……?
さらにゼオンリーの過去編、魔術学校の問題児だった頃の活躍を、三万字超の大ボリューム書き下ろしで収録!
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みんなからのレビュー
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わたー
16★★★★☆やっぱりクノンは自分の実績を正しく値付けできていなかったか。そのあたり、根っからの研究者気質というか、お金とか名誉とか特段興味はないんだなと再認識できて良かったものの、それはすなわち自分の影響力を正しく理解していないという証左なので、早晩、大変なことになるだろうな……と思っていたのだが、早速やらかしていて笑った。まあ、その結果、羽ペン皇女が本編再登場したのだから、こちらとしては嬉しいけど。と、物語自体には不満はないのだが、文字が詰まっていないこととページ数が少ないことで相対的に満足度が一段 続きを読む…
ネタバレあり
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八岐
7★★★☆ ああ、これはクノンの発想が面白いに尽きるなあ。彼自身初級魔術の応用を深堀りし続けているように、魔術の高度さ難易度に寄らない発想の広さ深さは水系統だけによらず、セララの土系統をそんな風に活用するのか。これ、霊草よりも社会に与える影響凄まじくなるんじゃないだろうか。これ、ミリカとの辺境開発にも役立ちそうだし。ってか、ついにミリカ殿下との再会じゃん。長かった。 続きを読む…
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フラチキさんです
6★★★★★ 作者さん8冊目。今回は作成が中心。下級生も巻き込み、果てしない探究心から世間を騒がせていく様子が純粋に読んでいて面白いです。クノンが自らの発明の価値に疎いことが判明して、これからどうなるやら...ってとこで師匠の登場とともに本編は幕引き。もっと読みたいの一点で残念です。ぜオンリー編もこれから毎巻挟まれるのでしょう。次巻も非常に楽しみです。 続きを読む…
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ぽち
2今度は後輩の金策のお手伝いから。さらっとものすごい新商品ぶっ込んできました。この特許だけで一生分稼げそう。自分のアイデアの価値とか誰か教えてあげてくれ。魔帯箱とか、今回の魔建具とか、作り出す課程のトライアンドエラーも書かれてるのは好き。単純に魔術の天才って訳ではなくて、発想とか工夫とか、そういう所がメインなのがいい。唐突に(というかついに?)ゼオンリーとミリカ王女が学園都市にきた!次巻が待ち遠しい。Web版手を出すかも! 続きを読む…
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ほにょこ
2★★★☆☆ 後輩の金策を手助けしようとして新たな商売を思いつくクノン。面白いけれど短くて物足りなさを感じました。本編は半分くらいで終わってしまって、ゼオンリーの過去の話になってしまいます。更にKindle版の最後には他の著者の作品のお試し版が収録されていて、まだ読めると思っているところで終わりになってしまうのでがっかりさせられます。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/08/09
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784040754604