
獄門撫子此処ニ在リ 3 修羅の巷で宴する
春待つ京都の路地裏に、鬼の哭く声がこだまする――相次いで起こる「鬼」絡みの怪異、その裏にいたのはもう一人の「獄門の娘」獄門芍奈だった。撫子と芍奈。歪んだ鏡を挟んだように向かい合う二人の運命が至る先は。
伏見七尾
(著)
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おしおしお
(イラスト)
シリーズ:獄門撫子此処ニ有リ(ガガガ文庫)
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あらすじ紹介
獄門家の娘とあれば、屍山血河を行く定め。
獄門家に生まれることは、血と炎の渦中に呑まれることと同義。
まして花の名を冠する女とあれば、屍山血河を行くが必定――。
春待つ京都。いつものように怪異を追う撫子とアマナだったが、そこには奇妙な共通点があった。鬼、鬼、鬼。様々な鬼が、それぞれは無関係であるはずの事件に顔を出す。
その裏で糸を引いていたのは……
「会いたかったですよぉ、従妹ちゃん」
もう一人の獄門の娘ーー芍奈。そしてその母である牡丹だった。
苛烈にして繊細。横暴なのに相棒想い。
自らと似ているようで違う芍奈への態度を、撫子は決め切れない。
それでも。世代を越えて連綿とつながる獄門家の因縁は、二人を否応なしに対決へと導いていく。
「おまえさえいなけりゃ、こんなことにはならなかったッ!」
「……ここで、終わらせましょう」
同じように獄門家に生まれ、異なる花の名を冠した二人。
屍山血河へ引き込まれてしまった撫子と芍奈の、戦いの決着は。
化物とヒトとのあわいに揺らぐ、うつくしくもおそろしい少女鬼譚、鏡写しの第三巻。
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みんなからのレビュー
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よっち
28春待つ京都で次々と「鬼」に関わる怪異と出会う撫子とアマナ。全ての裏で糸を引くもう一人の獄門の娘・芍奈、その母・獄門牡丹と激突する第3弾。同じように獄門家に生まれ、異なる花の名を冠した2人。撫子と芍奈を否応なしに対決へと導いていく世代を越えて連綿と繋がる獄門家の因縁。そこに新たに登場した2人の母親や、不真面目そうな対応とは裏腹に、芍奈を想う気持ちが垣間見える彼女の相棒・菊理塚みまかの主従関係もなかなか印象的でしたけど、いろいろ甘いシーンを積み重ねていきながら、共に戦う撫子とアマナの絆がなかなか良かったです。 続きを読む…
ネタバレあり
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のれん
14今作の特徴はすべての怪異が相対化されている点だと思う。都市伝説も古代の鬼もすべて元をたどれば人の怨。今作で言えば魔法少女がティラノサウルスになるのも、少女が鬼女になるのと同じ夢破れた者なのだ。 茨城、酒呑、安達ケ原、鬼女紅葉etc…正直ビッグネームを大盤振る舞いして一人もテーマにしなかったのは惜しい。作者の知識量ならこれ一本で書くこともできたろうに。敵方の愛憎関係も主役らと対比にしているが、如何せん敵との問答がないのでモヤモヤする。詰め込んでしまうのは作者の美徳か欠点か。次はもっとスッキリして欲しい。 続きを読む…
ネタバレあり
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日坂愛衣
12どうやら伏見七尾先生はこの本の読みやすさを改善する気がないようですね。今回もたくさんの新キャラ(ほとんどがモブ)が登場し、ストーリーやバトルも前巻と同じように堅実な展開ですが、彼がさまざまな女性の感情を描くのが上手いことは確かです。主人公の二人がますます甘くなっているやり取りはさておき(特に誕生日プレゼントを渡すシーンの告白や二条城で夜桜を一緒に眺めるシーンはとてもエモい)、敵側の主従関係もとても良かったです。あるキャラは出番が少ないにもかかわらず非常に印象に残りました。 続きを読む…
ネタバレあり
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イシカミハサミ
11シリーズが始まってからずっと いろいろありそうな美丈夫、 桐比等のエピソードも少しずつ出るようになってきた。 天狗たちが狂言回しとしていい味を出してきていて、 読んでいて成田良吾的なバッカーノを思い出した。 明確な主人公がいる作品だし、 シリーズがどう展開するかはまだ読めない部分が多いけれど、 バカ騒ぎはどんどんやってほしい。 ところで今回の2話って必要だったのかな。 続きを読む…
ネタバレあり
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碧海いお
93巻目。獄門家の家系についての深堀り。長いシリーズになりそうな予感。 撫子の食事のシーンには涙を流しながら食べてますが、それ以上に文章からして気持ちが悪いと思ってしまいました。食べたばかりには読むのは向いていなかった。バトル要素があると思ってましたけど、身内でコレか…。 ところでカラーページと白黒の挿絵が同じなんですが、なぜに同じ絵が2枚載っているのだろう。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/09/18
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定価891円(本体810円+税)
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ISBN9784094532104