あらすじ紹介
「――もう一度、ルーくんのダンスを見たかっただけなんだ」
とある理由で大好きだったダンスを辞めてしまった俺、舞織流斗の夏休みは六年ぶりに再会したアメリカ帰りの幼なじみと尻を蹴り合うところから始まった。
「さあ来い! 私のお尻を狙って、ほら、遠慮なくドンと蹴ってくるがいい!」
うん、どうしてこうなった。
いつの間にか美少女に成長した幼なじみ、優月・アーリング星蘭はどうやらホームステイで俺の家に一緒に住むことになったらしい。
マジかよ。
「また、ルーくんのダンスを見たいなぁ」
これはダンスで挫折してしまった俺が再び星に向かって手を伸ばす青春ストーリー、
或いはウザかわいい幼なじみに好き放題踊らされる、そんな何でもないような日々の物語である。
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みんなからのレビュー
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よっち
25とある理由で大好きだったダンスを辞めてしまった舞織流斗。夏休みに六年ぶりに再会したアメリカ帰りの幼馴染優月・アーリング星蘭と再会する青春小説。迷子の幼女に声をかけていた流斗に蹴りを入れるという最悪な再会を果たして、ホームステイで彼の家に一緒に住むことになった星蘭。彼女は美少女に成長して人気モデルとなっていて、けれど彼女が素顔を見せられるのは流斗の前だけで、彼女と約束していたダンスを辞めてしまった事情も明らかになっていきましたけど、それでも彼女のためにもう一度立ち上がって見せる流斗の覚悟が眩しかったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
12かつてはダンスで全国レベルまでいったものの挫折してしまった少年が、再会した幼馴染に再びダンスに誘われ始まる物語。―――あの約束を果たす為、遠きあの星に手を伸ばせ。 挫折して、苦い記憶は何処までも追いかけてきて。だけど、それでもと必死に再起していく物語であり、本当の望みを取り戻していく熱さが見所である物語である。再び再起、星へ向かい歩き出す。その隣、こっそりあるのはまた星になろうとする輝き。果たしてこの先、輝きたちはどう交差していくのか。その輝きはどんなダンスを生んでいくのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
7幼なじみの良さをしっかりと描いた作品。かつての約束というキーを使って、主人公の葛藤や成長、ヒロインの健気さを伝えてくるのが上手い。星蘭はウザかわな要素もあるけど、流斗の実直さに押し返されて照れている時間が長かった印象。ウザかわ系女子と、本音でぶつかる系主人公との相性の良さを感じた。実際、流斗のレッテルを貼らずに星蘭という女の子として見る姿勢はカッコよかった。ダンスの方も挫折からの復活という王道的な展開が良かった。ただ恋も競技も勝者が一人しかいないのもまた事実。もう一人の『主人公』がどう出るのか期待。 続きを読む…
ネタバレあり -
leo18
5ダンスをテーマにしたラブコメではあるんだけど、もっと熱さやダンス知識は欲しかったかな。あと結構余計な描写が多くて目が滑りがち。 続きを読む…
ネタバレあり -
久利大也
2ダンスを辞めた主人公が、再会した幼馴染に導かれ自分の“好き”にもう一度向き合っていくお話。 主人公とヒロイン、サブキャラに至るまで、掛け合いが楽しい!サブヒロインで終わらない風格のダンスの元パートナーや、顔が良くて極まったオタクかつ女装に目覚めた悪友など、全キャラ本当に魅力的でした。 そして主人公とヒロイン、それぞれに抱えた屈託を晴らし合う関係、素敵でした 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/08/25
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784824009081