あらすじ紹介
人類と異星人が戦争状態にあるこの次元。
強大な科学力を誇る異星人“ガル星人”の猛攻に、人類は壊滅寸前の状態だった…
しかし、そんな戦局をひっくり返す一人の男が存在していた!
これはそんな男の物語。
──ではなく、彼に振り回された者達による、掲示板での会話だった!
完全新規デザイン・レイアウトで掲示板を再現!
連載時より全編にわたり大幅改稿・追加加筆、新規書き下ろし50P以上!
巻末収録の設定集フルカラー版PDFがダウンロードできる特典付き!
みんなのデータ
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みんなからのレビュー
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わたー
19★★★★★面白かった。ほぼ全編掲示板の書込みとボイスレコーダの書き起こし風の文章という、構成の段階から尖っている本作で描かれるのは、地球外生命体による侵略戦争の記録。それも、「特務」と呼ばれる人物が、一人で戦争の在り様を変えていく様を一般兵の目線で間接的にというこれまた尖った内容でありながら、ちゃあんと面白いのだから始末に悪い。この特務が正しく書いて字の如くワンマンアーミーで、ガンダムに例えるとしたら、アムロとドモンとヒイロを混ぜてアストナージも追加した感じ。ガンダム知っているとちょっと何を言っているのか 続きを読む…
ネタバレあり -
和尚
16掲示板のスレ、あるいは報告書、あるいは会話データしかなく、描写は存在しない形式という珍しい物語。面白かったです。結構読むのに時間かかりましたが笑 近未来、宇宙戦争。その中で一人輝く特異点、特務。彼に振り回される全方位の物語で楽しかったです、AIとの会話の回と音声ログの回が良い味出してて好きでしたね。 続きを読む…
ネタバレあり -
はじめまこと
7これには幼馴染好きのワイもにっこり いやぁ面白かった 他者視点によって描かれる強烈なキャラクターの内実が最後の最後で明かされてくの良い 特務の人間らしさの部分をしっかり掘り下げてくれるの助かる あとシンプルに笑える めっちゃ笑った eb単行本のコメディ枠大好き AIが「あの時のせいで私バグったんですから」っていうの可愛いしエロい 「私で童貞捨てた癖に」に近いものを感じる あとやっぱ兵器の鹵獲ってエロいよな というか軍用の掲示板ってなんだよ 続きを読む…
ネタバレあり -
alleine05
6面白かった。地の文章無し、ほぼ全て掲示板形式(一部会話ログという形式もあり)、主人公の内面や秘密を掘り下げることはなくひたすら第三者から見た様子という形で描かれるという特殊な形式だけど、掲示板形式だからこそのアホな語り口調が楽しいし(地球人類的には非常に厳しい状況のはずなのに)、どう見てもおかしい常識的にありえない存在の主人公の行動に振り回される周囲の様子がめっちゃ面白かった。WEBの方には書籍版には収録されていないエピソードもあるようなのでそっちも読むわ。 続きを読む…
ネタバレあり -
久利大也
5宇宙戦争をたった1人でひっくり返す“特務”の大活躍……を掲示板で語り合う一般兵たちの記録。 全編掲示板形式! “特務”の人類離れした戦闘力と不可解なまでの直感、奇行の数々を、様々な立場の兵士、記者、敵宇宙人etc…の伝聞で描く。 だんだん浮かび上がってくる“特務”の人物像と戦争の模様。しっかり1巻でまとまったお話になっていて面白かったですね 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/07/30
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784047372948
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
並外れた身体能力と行動力をもつ特務大尉の虜になっちゃうよ!
戦場での特務は、まさに一騎当千。銃火器で次々と敵を打ち抜き、弾が尽きれば短いレーザー刀だけで突っ込み薙ぎ払う。単身でガル星人の基地や戦艦に乗り込んでは、あっという間に制圧するものだから、他の兵士たちからも「人類の最終兵器」と称えられているのさ。兵士たちは一戦終わるたびに、その時の状況を掲示板に書き込むんだけど、毎回が特務の話題で埋め尽くされてしまうから、すごすぎて笑っちゃうんだよね。
特務のすごいところはまだまだあるよ。特務専用搭乗機「バハムート」は常人には扱えないほどの性能を持つんだけど、彼なら鼻歌交じりに操縦してしまうんだ。さらにはガル星人がステルス艦を使って姿を消しても肉眼で捉え殲滅してしまう。戦う度に人間離れしていく彼に対し、兵士たちの「特務はサイボーグじゃないのか?」というカキコミには、納得しちゃったなぁ。
圧倒的な強さでガル星人を倒していく特務の姿は爽快な気分にさせてくれるよ。彼がいれば人類の未来は安泰かもね。多数収録されている安藤賢司先生のかっこいいメカやキャラクターイラストも必見だよ!
全編を通して知る衝撃のラストは心に残るッスよ~!
けれど実際のところ、兵士達からは称賛される一方で、どうやら彼に頭を悩ませている連中もいるみたいッスよ。それが顕著なのが、軍の上層部。特に保安部は、単独行動の多い彼を脅威に感じていて、戦いに紛れて特務に銃を向けるなんてこともあるッス! 敵はガル星人ばかりではないということッスかねぇ?
また、特務大尉はガル星人を倒した後、彼らの兵器を鹵獲し、その分析を開発部に依頼するんス。少しでも人類の兵器開発に役立てようと考えているみたいッスけど…。ただ、特務大尉が次々と戦果を上げ兵器を送り込んでくるから、眠る暇もないらしいんスよ。開発部が掲示板で愚痴りたくなる気持ちもわかるッスね!
そんな話題に尽きない特務のエピソードが、本作では小説投稿サイト掲載時から大幅改稿! 書下ろしストーリーが50ページも収録されているんスから、これは要チェックッスよ!