あらすじ紹介
たった一人で魔王討伐を果たした勇者だが、その表情は浮かない。一体何が? 光を失いし天使と一匹の蛙とともに勇者が送るスローライフの実態とは? 果たして勇者は再び世界を救うことになってしまうのか――
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みんなからのレビュー
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よっち
28長い旅の末、魔王を倒した勇者パルパネル。たった一人で魔王討伐を果たした彼が、光を失いし天使、一匹の蛙とともに送るスローライフ。神の遣いである天使に魔王を倒した褒美として、冗談で言った不老不死をあっさり付与されてしまったパルパネル。なぜか天界に戻れなくなった天使、かつて蛙に変えて封印した不死の霊王アルダモートとともに、人里離れた山奥で暮らし始める展開で、どんな殺伐とした展開になるのかと思いきや、時には世界の危機に立ち向かいながら、三人でわいわいと意外と普通にスローライフを楽しんでいてなかなか良かったですね。 続きを読む…
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真白優樹
13西の王と呼ばれる魔王を討伐し、神に半ば冗談で願った不老不死を叶えられてしまった青年が、帰れなくなった天使と、蛙な霊王と生きていく物語。―――ひたむきに好きに、時間があり過ぎるから。 不老不死だからこそ気が付けば作中時間で長々と経過していて、その中で時に面倒事に巻き込まれたりしつつも、死ねないから生きていく物語であり、まさに十文字青先生しか書けないであろう、どこかセピア色な人生が繰り広げられる物語である。死ねないとは情けない、しかし死ぬ方法はなくて。そんな無限の時間の先とは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
10あとがきではとてつもない蛙推しだったけど、ストーリー的には天使が目立っている。一旦世界を救った後なので、十文字青さんの作品にしては凄惨さが少なく読みやすかった。パルパネルが落ち着いているのに加えて、天使がわーわー言ってるおかげでシリアスにならずに済んでいた気がする。蛙というツッコミ役もいるし。登場人物の癖は相変わらず濃い。特に愛に生きるせいしょく者は尋常じゃないインパクトがあったので、また何処かで立ち塞がってほしい。その時に天使がどんなリアクションをするのか見てみたい。 続きを読む…
ネタバレあり -
灰猫
4久しぶりにこの作者の本を読んだ。西の王を倒し、神から不老不死にさせられたパルパネルの話。キャラは結構吹っ飛んでいる。頭の螺子が外れているような天使や、どちかかというとせいしょくの方に吹っ飛んだ神姫とか、霊王の蛙とか。例によってパルパネルを好きな姫もでてくる。ライトノベル系のお約束か不老不死のためか主人公は性欲がないので、好意を向けられてもぞんざいではあるが。次はあるようだが、まったく落としどころが見えない話な印象がある。 続きを読む…
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ぐうたらな本好き
3作者買い。西の王を倒して世界を救った勇者パルパネル、天上から追放された天使、元呪いの王的なカエルの3人(?)が送る不思議な物語。独特の雰囲気、テンポが癖になります。お調子者の天使ちゃんを中心とした益体のない会話劇もこの作者さんらしくてすごく良かった。一方で、この作品の核という筋道が何なのか、まったくわかりません。でもそこがかえって魅力のひとつになっている気もします。現状の感想としては、「よくわからないけどなんか面白い」といったところです。まぁ、面白いからいいか。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/09/25
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784046840103
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
「パルパネル」って何者? コミカルとシリアスの落差に加えてちょっぴりミステリー要素に読む手が止まらないッス!
パルパネルは謎多き人物。彼はありあまる力や財を手にし、魔王を単独で倒してしまうほど孤高の存在ッス。だけど彼がどういうことを目的としているのか、そしてなぜこんなにも強いのかは謎のまま。彼の言葉を借りるなら徹底した秘密主義なんスよ!
そんなパルパネルがヤンデレ聖女に求婚されたり、神の計画に巻き込まれたり…。彼とその師との過去の話が浮き彫りになっていくうちに、人々に利用され、恐れられている存在だということが理解できるようになっていくッス! そこがちょっとした歴史のミステリーを追っているような気分で、ゾクゾクしちゃうんスよね!
勇者の本当の姿と共に浮かび上がってくる世界観は、まさしく骨太な本格的なファンタジーそのもの! やがて再び世界を救うことになるパルパネルの物語に、目が離せなくなるッスよ!
孤独な勇者の周りには、天使にカエルにヤンデレ聖女!! 愉快な仲間たちがいっぱいなの
神様の言葉を伝えにきた天使は、かなりのお茶目さん! パルパネルの行動にツッコんだり、自分から冗談を言って逆にツッコまれたりするから、仲良しなお友達って感じなの! 他にはパルパネルが倒した強敵たちも、今ではとってもかわいい姿になっちゃうんだよ。かつて呪いの乙女と恐れられ敵対していたアルダモートは、今は蛙の姿になって彼のそばにいるの! 蛙の姿になったせいかちょっと生意気だけど、愛嬌のあるペットみたいでとっても愛らしいんだ~!
パルパネルはちょっぴり迷惑そうにしながらも、そんな子たちと小屋をたててスローライフを楽しんでみたり、街に買い物に出かけたりするの。孤独を愛するっていう彼だけど、この賑やかさを気に入ってるようにも見えて、とっても微笑ましいんだよ! パルパネルの冒険は魔術を悪用する相手との戦いや、どんどん危険が大きくなっていくけど…。そんな時こそ、このおもしろかわいい子たちが癒しになるの。重々しい冒険の中にも、普段通りの安心感があるお話だよ!