
あらすじ紹介
「──俺の名前はジェノサイド江戸川。探偵さ」
……名前が意味不明だって? 同感だ。俺にも訳が分からない。
SNSで活動する名探偵の俺、本名・横溝碧は妹に生活費を使い込まれて困窮。
仕方なく大企業主催の脱出ゲームで賞金を稼ぐことにした。
ところがそれは、社会の裏で開催されているデスゲームだった訳だ。
そして命と大金を賭けた殺し合いが幕を開け――る予定だったらしいが、
俺が参加しているのが運営の運の尽きだ。
殺し合いを始まる前に秒で終わらせ、俺はデスゲーム司会の少女、姫野心音を手錠で俺と繋いで人質に取る。
さらにルールの穴を突いて、全てのプレイヤーが生存してのゲームクリアを目指したんだ。
だが、そんなやりたい放題をしていたら、デスゲーム主宰の黒幕に目を付けられてだな。
徐々に運営は、手段を選ばず問答無用で俺を殺そうとしてきやがった。
まぁ俺を殺そうなんざ、やれるものならやってみてほしい。
デスゲームという事件で、名探偵が負ける訳ないだろ?
みんなからのレビュー
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よっち
31SNSで活動する名探偵のジェノサイド江戸川が、生活費を使い込まれて困窮。仕方なく大企業主催の脱出ゲームに参加するデスゲーム。裏社会で開催される命と大金を賭けた殺し合いのデスゲームで、全ての殺し合いを秒で終わらせて司会の少女・姫野心音を手錠で自分と繋いで人質に取る江戸川。さらにルールの穴を突いて、全プレイヤーが生存してのゲームクリアを目指す展開で、その黒幕は流石に一筋縄ではいかず、問答無用で殺そうとしてくる悪辣な存在でしたけど、すっかり黒幕に敵認定されてしまった2人がどうなるか、続巻への期待が高まりますね。 続きを読む…
ネタバレあり
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まっさん
16★★★ SNSで活動する天才探偵・横溝碧は、ある日金策の為に参加した大企業主催の脱出ゲームに参加する事に。しかし、その実態は社会の裏で大富豪の道楽目的に開催されるデスゲームだった!?目を覚ますと上空5000mの機内、首にはいつでも爆破可能な首輪が付けられる絶体絶命の状態。命を懸けた殺し合いの幕開け…となるはずが天才探偵こと碧は初回のゲームを秒で完遂し、司会の少女・心音を人質に脱出する。ただ、そんな彼女はデスゲーム主催の黒幕のお気に入りの人材だったようで… 面白かったです。 命を賭けるデスゲーム物かと→ 続きを読む…
ネタバレあり
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なみ
16天才探偵がデスゲームをぶち壊す話。 殺意を向けられながらも、相手を死なせずに修羅場を潜り抜けていく碧が格好良かったです。 ツイッターでフォロワーにマウントをとっていくところも面白い! 生活力は皆無なものの、情報戦やハッキングで碧をサポートする杏のギャップも良かったです。 命がかかったデスゲームを題材にしつつも、テンポの良い笑えるやり取りもたくさん出てきて、とても楽しく読めました。 碧にはこれからも、デスゲームをどんどんぶち壊していってほしい! 続きを読む…
ネタバレあり
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凜音
16読了 ツイ廃高校生探偵がとある企業が運営するデスゲームに参加することになり、倫理の無い理不尽なゲームをジェノサイドしていく物語。 SFサスペンスな雰囲気、 物語の裏で組まれているであろう部分がとても興味深い。すっごい気になる。物語全体の流れとしては、主人公:碧の人死にを出したくない姿勢がヒーローって感じで好きでしたね。 デスゲームなので殺伐とするかな?と思っていましたが意外と楽しい読み心地。しかし、その楽しさの裏側にあるドス黒い裏側が見え隠れする事でSFサスペンス的なゾワゾワと首筋なぞる恐怖感が良い。 続きを読む…
ネタバレあり
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わたー
14★★★★★物語としては面白いのだが、読後感が悪いので単純な好みとして好きではないかな。高校生探偵として活躍し、その功績をSNSの探偵クラスタに投下しては承認欲求を満たしている主人公。そんな彼が何故か輸送機の中で目覚めると、とあるデスゲームに参加させられていたことを知る、と始まる物語。規格外の主人公が、主催者側に強いられる理不尽なルールを如何にしてぶち壊していくか、に重きを置いた作品で、巷に溢れるデスゲーム物を嗜んでいるとより楽しめるのではないだろうか。それ自体は面白かったし、 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/09/25
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784046840073