あらすじ紹介
空木樹は自分のやりたいことだけをやって生きてきた。今は部活に勤しみ、昔からの趣味で小説を書いている。そんなある日、超人気作家の娘にして自身も大ヒット作を世に放ち注目されている後輩・鵯華千夏から才能を見出され、なんとプロ作家への道を示されるが……!?
「ぜんっぜん、1ミリたりとも、いっさいがっさい興味ないです」
「………………なんでよ!!」
趣味はあくまで趣味。ついには空木がやりたいことをやるだけの部活、“超・文芸部”に入部してまで追いかけてきて――。
絶対にプロ作家に導きたい天才少女と、興味がないことは絶対にしたくない変な奴の終わらない追いかけっこが今、始まる!
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みんなからのレビュー
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真白優樹
13興味のある事を片っ端からやりその中で得た刺激で小説を書く少年が、作家である後輩の少女からのお誘いを一蹴し始まる物語。―――その創作は誰のもの、書きたい思いは誰の為。 書きたいものと書くべきものが交差する中、少年と少女がお互いに振り回し合いながらともに捜索をしていく物語であり、駆け抜けるようないちゃいちゃと、真っ直ぐな創作の熱さが目白押しな読んで損なし、大満足できる物語である。始まったばかりの道程、追いかけっこ。果たして二人の思いはいつか重なるのか。その先に生まれる物語とは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
9小説というのは衝動と計算のどちらかで描かれているというのなら、本作は計算側にあたる。 作中で紹介される序盤と終盤の盛り上がりを意味する二つのターニングポイントと、転換期にあたるミッドポイントを非常に象徴的に描いている。 こうしてみると、作品の盛り上がりどころが一目で思い出せるというのは、単に物語が題材であることだけでなく、本作の構成が巧みだからである。 自分がやりたいかどうかだけを焦点にする少年の鮮やかな恋心、嫉妬心と憧れをないまぜにしたまま真っ直ぐに告白する少女には心躍る衝動があった。(1/2) 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
6文章を小説にする方法。小説論のようなものもありながら全体的にはパッション重視。周りの目を気にすることなく、やりたいことをやる。子供のことは誰でもできたことが、歳を重ねるごとにできなくなる。ある程度の常識を持ちながら、童心に従って行動できる空木が面白い。しかし鵯華も一歩も引かない強烈なキャラ、何なら鵯華の方がハチャメチャなまである。自分の容姿の良さを理解した上で武器にする奴の方が、謙遜するよりよっぽど良い。今後も指針の食い違いで争い続けるだろうけど、それすら糧にしてやりたいことを達成していってほしい。 続きを読む…
ネタバレあり -
凜音
4読了 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/09/10
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784049158588